自然居士の大いちょう

自然居士(じねんこじ)の大いちょうって
ご存知でしょうか。
阪南市の自然田(じねんだ)を車で走っていると
突如現れる
めちゃくちゃ大きな「銀杏(いちょう)の木」です。

IMG_1053

写真の道路左側の向うに写っている大木です。
樹齢約450年とのことですので、
名古屋の桶狭間の戦いで織田信長が
今川義元2万5千人の兵を10分の1の軍勢でやっつけた時期から
大いちょうは
ここで阪南市を見守り続けている、
ということになります。

今では目通り幹回り4m、高さ16m、
秋にはたくさんのギンナンの実を付けます。
場所は下出の交差点、
きのくに信用金庫さん、つくもさんの
交差点を山側に真っ直ぐ上がっていったところにあります。

「自然居士」という名前ですけど、
鎌倉~室町時代の観阿弥さん(1333-1384)作
「自然居士」という能からきていて、
「自然居士」の話の中の主役、自然居士さんが
この近所に住んでいたので、
「自然居士の大いちょう」となったとの事です。

時代的に
室町時代初期(1338~)に作られた
「自然居士」の主役が住んでいたのがこの辺りで、
「大いちょう」は桶狭間の戦い(1560)辺りに
芽を出したということは
自然居士さん本人は大いちょうを知らないことになります。

まぁ、
どっちでもいいのかも知れませんが、
歴史の勉強とプチ情報でした。

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