受水池と配水池

週明け9月2日から議会が始まり、その中で私が一般質問をします。今回のテーマは「インフラ」。様々なインフラについて阪南市の考えを聞きます。

色々なインフラを取り上げますが、余り皆様に知られていないものがありますので、予習をしておきたいと思います。

何かと申しますと受水池(じゅすいち)と配水池(はいすいち)です。上水道施設です。

阪南市の上水道は

琵琶湖

大阪広域水道企業団のパイプ

阪南市の受水池(分岐してポンプで配水池まで水を上げる所)

配水池(高いところに設けられて水を貯めている)

各家庭に送られる。

こんな感じです。普段、蛇口をひねったら水がジャーって出るのが当然と思ってますが、これらの施設がきちんと働き、市の職員さんが定期的に点検したり、メンテナンスをしてくれているので、我々の水道からは安全な水が出ます。
さて、阪南市の受水池と配水池には設置後40年以上経過しているものもあり、早急に対応しなければならないものもあります。

私自身じっくり施設を見たことがなかったので、先日、この忙しい・暑いのに無理を言って、上水道課の方々に案内してもらいました。詳しい内容は議会の一般質問でやりますので、今回はその見学レポートだけにします。なお、いずれの施設も普段はセキュリティがかかっており、誰も近づくことができません。

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石田配水池です。設置後40年以上ですが、先般、耐震補強工事と、塗装などの改修工事が終了しています。

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鳥取配水池です。舞地区のど真ん中にあります。なんと、この配水池は箱作東・住金住宅から貝掛、鳥取、黒田、下出、尾崎までをまかなっております。(すごい広い)これも先般、耐震工事が終了しております。半分地下に埋まっていますが、大きく2層になっており、その片一方は地震などの大きな災害の時の緊急貯水タンクになっています。

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コンピュータ制御で大地震発生時は即時対応できるようになっています。

この2件は、現在改修が終り何の問題もありません。ありがとうございます。

さて!問題はここからです。

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緑ヶ丘の配水池です。設置後40年経過しています。敷地が狭すぎて、全景が撮れていません、すいません。
モルタル(セメント)の防水性能はなく、一部亀裂、剥落が起こっています。屋根の上に上る梯子は辛うじて首の皮一枚でつながっている感じで、点検の際など、とても危険です。

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阪南市の配水池の老朽化ワーストワンは光陽台の配水池です。舞5丁目の上にあります。モルタルが剥がれ落ち、エフロレッセンス(建築用語ですいません、白華現象といって、セメントが水と反応して白い結晶になるものです)もあちこちで見られます。ここまできてしまうと改修は不可能かと思います。別個で新築しなければなりません、おそらく。

以上、見学レポートでした。
今回、受水池についても見学しましたが、機械的には定期的にメンテナンスや交換がなされています。建物的には古いものが多いですが、配水池に比べて、受水池は建物というよりポンプの機械メインなんで、問題は少ないかなと思います。

詳細は月曜日の議会で市長と担当部局にお聞きします。もしご興味のあられる方はぜひ傍聴にお越しください。詳細は市のホームページをご覧ください。

最後になりましたが、汗まみれになって案内いただいた、上下水道部のみなさん、本当にありがとうございました。

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