委員会視察。
市議会には様々な案件を分担して専門的に検討する委員会、
というものがあります。
阪南市には現在、
総務 事業 水道 常任委員会
厚生 文教 常任委員会
この二つの常任委員会と
市民病院関連特別委員会
一つの特別委員会があります。
多くの市議会では「委員会視察」といって、
年に1度、
その年のテーマを決めて視察に行きます。
だいたい1泊で遠くの市の実際を見に行きます。
近隣市のほとんどが
行政視察を行っています。
しかし
ここ数年、
阪南市議会の委員会は行政視察に行っていません。
いろいろお聞きしていると、
(1)委員会の行政視察の予算を1つの委員会が1回行く分しかとっていない。→みんなが行けない。
(2)議会の財政縮減の中で、議員定数の減少に続いて視察予算をカットした。
(3)市民と市役所から厳しい声が寄せられる。→物見遊山的な旅行と思われている。
(4)阪南市は病院問題も落ち着いて、これと言って視察するほどの問題が見当たらない。
(5)議員が市民や行政に対して、成果を示せていなかった。
この辺りの理由だと思います。
(1)(2)はよく似た理由で、
議会として、委員会の行政視察にあまり行く気が元々ない。
(3)は、果たしてそうでしょうか、(5)のせいで厳しい声が
挙げられているような気がします。
(4)は、そんな訳ないです。阪南市は
人口増やさなあかん、
自治会自主防災会ちゃんとやらなあかん、
教育ももっと力を入れないとあかん、
産業も観光も文化も国際交流も、もっともっとやらなあかん、
インフラ整備はどうするんですか、
特に下水道とかどうするんですか、
行財政改革どこから手を付けるんですか、
子ども達にどんな形で自信をもってバトンタッチするんですか、
・・・せなあかんことだらけやないですか!
逆に
阪南市議会、委員会視察も行かんと普段何してますの?
って聞かれますよ!
委員会の行政視察、
是が非でも行きたいって訳ではないのですが、
何にしても市民の皆さんに理解の得られる状態で、
今の時代に対応した形で、
前向きに検討したいと思います。
現場で見て、
直接聞かないと分からない事たくさんあります。
積極的に
阪南市の山積する問題を一つずつ
解決の糸口を見つけていかないといけません。