百条委員会

一連の東京都知事の問題で、
都議会が「百条(ひゃくじょう)委員会」を設立するかも、
ってことが話題になりましたね。
「百条委員会」って何でしょう?
さあ、
勉強してみましょう。

詳しくは
百条委員会(ウィキペディア)
に任せますが、要は
議会が、「地方公共団体の事務」について調査、追求できる
特別委員会を設置できるってことです。
特別委員会を作り、
その委員会に証人を呼んだり、資料の提出を求めたりできます。
収賄事件等の場合に気を付けないといけないのは、
あくまで「地方公共団体の事務」についてなので、
警察の領域の個人の罪を追及したり、
犯人を捜したりするのとは違います。
以上が「百条委員会」です。

我々の阪南市においては
ご存知の方も多いと思いますが、
平成7年におきた
阪南市立飯の峯中学校新築工事における談合事件の調査に
対して百条委員会が出来たことがあります。

平成9年5月7日、市内建設業者が逮捕されたのを受け、
〃5月8日、市役所が捜査を受けました。
〃6月5日、第1回臨時議会で「百条委員会」、第1次調査特別委員会設立が決議。
〃9月2日、運営小委員会を含めて、それまで13回の委員会を経て、一つの節目として調査報告書を作成、委員会を解任。
~この間、市議会議員選挙が行われる~
平成9年12月24日、第2次調査特別委員会(百条委員会)設立が決議。
平成10年5月25日、それまで16回の委員会を経て、調査報告書を作成。
〃6月10日、調査報告書を提出。
〃6月12日、「阪南市立飯の峯中学校」校舎、屋内運動場建設工事等に係る建設業者による談合事件に関する勧告決議。

このように約1年間で合計29回の委員会を開き、
行政に対する勧告を決議しました。
勧告の内容は、
・入札制度の改正
・損害賠償請求
・市の体質改善
この3つが大きなところです。
この事件が阪南市政の大きなターニングポイントになったことは
間違いありません。
百条委員会、、、調べてみると、
スゴイ量の資料でした。

IMG_2450

写真は百条委員会とは全然関係ないんですけどね、
市役所の1階、
正面玄関入って右側にあります「生活環境課」の
カウンターです。
歳末警戒実施中として、
自転車の前カゴのスリ・ひったくり防止ネットが
「無料!」で持って帰っていいそうです!
早い者勝ちです。
お急ぎくださいませ。

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