泉南アスベスト訴訟

先日もこのブログで紹介しましたが、
泉南アスベスト訴訟の控訴期限が明日8日に迫った本日7日、
第二陣大阪高裁の国敗訴の判決を不服として、
本日の午後、
国が最高裁へ上告しました。

昨日、原告団の皆さんが
市役所を訪れてくださり、
大阪高裁の判決に対するお礼を聞いたばかりなので、
とても残念です。
第一陣を含めて原告団は今も病気に苦しめられ、
訴訟が始まってからでも
すでに13名の方々がお亡くなりになっております。
この件に関しては12月25日の大阪高裁の判決を受けて、
阪南市長と阪南市議会議長の連名で12月27日付で、
内閣官房長官、
環境大臣、
厚生労働大臣の3人に直接、
上告しないよう要望書を送っておりました。
第一陣を含め早期解決に向けて、
1日も早い解決が待たれます。

以下、産経新聞のニュースを引用します。

アスベスト(石綿)による健康被害を国が認識しながら対策を怠ったとして、大阪府南部・泉南地域の石綿工場の元従業員ら58人が国に約6億9700万円の損害賠償を求めた第2陣集団訴訟をめぐり、国は7日、国の責任を踏み込んで認め、約3億4500万円の支払いを命じた昨年12月の大阪高裁判決を不服として、最高裁に上告した。
田村憲久厚生労働相は同日、閣議後の記者会見で「同じ大阪高裁で、第1陣は国が全面的に近い勝訴をした。あまりにも開きがあり、上告せざるを得ない」と述べた。
高裁判決後の12月27日には原告1人が死亡しており、原告弁護団は「上告は、原告らの『命あるうちの解決』という願いと期待を裏切るもので、許すことはできない」との声明を出した。

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