国保料引き下げの請願書について【まとめ】

これまでも
何度もこのブログ、市政報告書で
お伝えさせていただいてきました、
9月議会に提出された「請願書」

さかそう通信の5月号(PDF)
9月11日の記事
9月21日の記事

今でも
駅立ちをしていると
何人もの方々に
「阪南市議会は何やっとんのや」
「阪南市は何やってんの」
「国保が高すぎる、黒字やのに引き下げて」
などなど
色々とお声を頂き、
私自身はその都度、
ご説明申し上げてるのですけど、
追いつきませんので、
もう一度、
分かりやすく解説したいと思います。

この図をご覧ください。

国保721

見えにくい方はこちら↓

国民健康保険の請願書について【まとめ】(PDFファイル)

※リンク切れています(2023年5月現在)

図の真ん中をまず説明しますと、
阪南市全体の世帯数のうち、
国民健康保険の世帯が約40%いはります。
(円グラフの黄色とオレンジ)
そのうち、
今回の請願書でサンプルに上がっていた
「40歳代で4人家族のモデル世帯で年収200万円以上」
すなわち年間所得で233万円以上の世帯は
国保の中で約15%、
40%のうちの15%なので、
阪南市の世帯全体の6%ほどが対象になります。

この6%の世帯の国保料が他市と比べて高いので、
年間1万円を引き下げてほしいというのが、
今回の請願書の主旨です。

図の左側を見ると
確かにここ5年の平均をとると
年間1億8千万円の黒字ですが、
現実を見ると
平成25年が5,700万円の黒字。
それも国の補助なんかを足して、
やっと見かけ上の黒字になってます。
実際はそれがなければ「赤字」なんです。

単純に国保の9,400世帯の国保料を1万円下げると
9,400万円かかります。(収入が減るということ)
5,700万円(平成25年参考)の黒字に
9,400万円かかる。
分かりますよね、3,700万円の赤字になります。

赤字になったらどうなるか。
阪南市の将来のため、
子ども達の未来のために
これ以上累積赤字は増やせませんので、
赤字解消しなければいけません。
それには「一般財源」が使われます。
一般財源は
ご存知の通り、
社会保険の加入者も支払ってますので、
社会保険の人からすれば、
「なんで職場で保険払ってんのに、
国保の分まで肩代わりせなあかんねん!」
ってなりますよね。
当然です。

ということで、
「不公平」→議会で「不採択」となりました。
決して
阪南市議会も阪南市も
市民ことを考えてない訳でなく、
正面を向いて
将来のため、子ども達のために、
偏りなく、一生懸命考え、
取り組んでいることをご報告申し上げます。

私も
阪南市の二元代表制の一翼を担う市議会の
一議員として
責任をもって
これからも是々非々で取り組んで参ります。

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