市民協働事業報告会が行われ今まで成立してきた7つの事例についての発表が行われました。
私は途中までの参加となりましたが、数団体の皆さんの発表を聞かせていただきました。
まぁ、市民協働事業提案制度といえば私も過去に激怒したことがありますけど、今年度（27年度）は1件のみの提案で、この事業は新年度から実施されます。
平成28年度はいつものように「市民自由提案部門（市民が自由にテーマを設定）」と「市設定テーマ部門（行政が市民と協働したいテーマを提案）」の二つがあります。今回の市設定テーマはこんな感じです。
本のリサイクル（図書館）
本のリサイクル（除籍資料のリサイクル）には人手を要するためボランティアの協力を得ても年３回実施するのがやっと。しかしアンケートではもっと開催してほしいという要望もある。リサイクルを請け負う市民団体の立ち上げ、リサイクルと所を置くスペースの提供などが市民協働出来ればいいと考えます。図書館の立場なら除籍資料を「売る」ことはできないが、市民団体なら「売る」ことも可能。リサイクル本を販売し、その売り上げで新しい本を購入し寄贈していただける条件でリサイクル本を譲渡したい。
図書館ウェブサイトの活用（図書館）
阪南市の歴史などを知っていただくため、今まで講座などを開いてきたが、参加市民が限られるためウェブサイトを活用した情報発信を考えています。また、市民の方から市内の昔の写真なども収集して、解説付けてウェブにアップしたいとも。想定事業は図書館ホームページ上での「阪南市歴史写真館」を構築・郷土史講座などの実施。
親しまれるまちなみ形成のための維持保全（土木管理室）
街路樹などが大きすぎたり、雑草が生い茂ったりしている市の管理敷地などで、地域の皆様が自分たちの庭の様なイメージで維持保全を市と共同で行うことで親しまれるまちなみを形成したい。
全日本ビーチバレージュニア男子選手権大会 賑わいづくり市民協働事業（商工労働観光課）
毎年夏に行われる「全日本ビーチバレージュニア男子選手権大会（砂浜の甲子園）」をもっと盛り上げたい。関連イベントなどを市民協働で作り上げたい。
阪南市豊かな自然環境を楽しむ（農林水産課）
阪南市の豊かな自然環境を活かしたイベントなどがもっと盛んに行われるように、「山の日クリーンハイキング」その他イベントなどを市民協働で企画・実施したい。
以上５つの市設定が発表されています。もちろん自由提案も含めて、どんどん申し込みください。
なお応募要件など詳しい事は、市役所２階、階段上がってすぐの「市民協働まちづくり振興課」または地域交流館の「市民活動センター夢プラザ」にお問合せ下さい。申込期間は４月１日～５月３１日です。
行政と市民との間にある谷を埋めるには、この事業が架け橋となります。行政にはくれぐれも前向きに、真剣に、親身になって、「おもいやり」の心で臨んでいただきたいと思います。
