阪南市の公共施設のすべてを網羅した管理計画が策定されました。おおかたの予想はついていましたが、その中身は・・・

このたび、「阪南市公共施設等総合管理計画」が策定されまして、ウェブでも公開されています。(市のホームページはこちら

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皆さんご存知の通り、昭和40年から60年ぐらいにかけて高度経済成長期により、

市役所(昭和50年築)、

学校施設(統合予定施設以外は耐震改修すべて実施済み)、

子育て施設(総合こども館計画にて解決)、

住民センター(市内43カ所)、

公民館(東鳥取公民館は昭和45年築)、

老人福祉センター(昭和59年築)、

たんぽぽ園(昭和56年築)、

保健センター(昭和61年築)、

総合体育館(昭和57年築)、

プールの管理棟(東鳥取プールの管理棟は昭和42年築、尾崎・中央は昭和58年築、下荘は昭和60年築)、

火葬場(現在泉南市との共立火葬場を泉南市に計画中)

などたくさんの建築物が建てられ、それらが一斉に改修・建て替えなどの更新時期を迎えます。

建物に加え、公共施設、インフラとして

道路・橋梁など(総延長210キロ、道路面積115万平米)、

上水道(総長276キロ、配水池などの施設全31施設中9施設が昭和40年代築、3施設が昭和50年代築、耐震改修済みは2ヶ所のみ、16施設が耐震改修必要)、

下水道(総延長114キロ、下水道処理人口普及率49.1%)、

公園(95か所、遊具などが老朽化)、

などなど、気が遠くなるほどたくさんあります。

これらを更新するとすると、総務省の計算ソフトがあるらしいのですが、試算すると40年間で1,244億円(!)かかるそうです。年間30億円以上!ここ近年10年を見ると阪南市の公共施設経費は年間平均は20億円前後。それと比べると、とてつもない数字です。まぁ、そこまではいかないにしても、相当なお金がかかることは間違いありません。加えて少子高齢化・人口減少によって、税収が少ない阪南市です。どうにかしないといけません!

なお、今回の管理計画では目標が設定されておりまして、

市が保有する施設の総延べ床面積を30年間で32%以上削減する。(目標)

スゴイ数字です。

子ども達にしっかりバトンタッチできる阪南市にするため、これからどう舵を切っていくのか、全体をしっかり見つめて判断していかなければなりません。市民皆さんと共に力を合わせて頑張りたいと思います。

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