本日は(おそらく最後の)総合こども館整備特別委員会。まだ頭から湯気が出ています。。。

本日は総合こども館整備特別委員会でした。タイトルで「おそらく最後の」と言ったのは、今日の委員会のラストで「事業は白紙撤回されたことだし委員会の名称を変えよう」という提案が委員長からなされ、次の議会運営委員会で諮られることになりましたので、次からはたぶん委員会の名前変わります。まだ決定ではありませんけどね。。。ので「おそらく最後の」・・・です。特別委員会はなくなりません。

さて、委員会の中身についてお知らせします。

まずは今回の議会に上程されている「現状6施設(3幼稚園3保育所、まい幼稚園は耐震補強済みなので含んでいません)の耐震診断費用の補正予算」に対する審議です。

相当白熱しましたので、その質疑答弁・委員会内容の主なものを紹介します。●が質疑、《》が答弁です。

●H29夏に耐震診断の結果が出て、H29夏にPT(プロジェクトチーム)の一定の方針発表できるのか?

(解説:今回の6施設の耐震診断の結果がH29年の夏に出るということと、現在の阪南市子ども未来PTが子ども子育て環境とヤマダ電機跡地の利活用について一定の方向を出すというのがH29年夏。ほぼ同時のタイミングで大丈夫か?という質問)

《みらい戦略室長答弁》基本的に夏と設定した理由は3つ➀耐震診断の結果が夏でる②市民の皆さんに一定の理解いただく期間が必要③国の補助制度の活用期限が夏に来る、また本市の決算の概要が出る。以上3点だが、PTとしてはあらゆる結果に対応できるような想定をしていく。

●PTの方向性というのは、想定として「とりあえず」なのか「5年後」なのか「20年後」なのか。市長の言う7園所の存続の期限はいつか。

《みらい戦略室長答弁》PTにはコンセプトが3つ。➀安心安全②市民参画③持続可能性。このうち、持続可能性については、基本的には子ども達の議論になるので短期的・中長期的なもの両面からの検討が必要。

●耐震診断の発注方法。できるだけスピーディに。

《子ども家庭課長答弁》現在検討中。

●耐震補強計画については?

《みらい戦略室長答弁》まず耐震診断。そして補強の必要性を検討。そして補強計画。特に保育所については「いながら施工」「仮設園舎」などの検討も必要。補強計画予算の計上についてはできるだけスピーディに。

●できるだけ全体のスケジュールを組むべき。

《みらい戦略室長答弁》7つの園所の状態を速やかに把握し、可能な限りスピーディに。

●市長、二重投資に対する考え方。

(解説:二重投資とはのちのち無駄になるかもしれないものに投資をする、投資をしたものが「同じ目的のため」重ねて必要になって税金が無駄になってしまうこと)

《市長答弁》まず実態を把握し、ご利用されているご家族に示すことが大切。二重投資については、幼保は地域とのつながりのプラットホームになっていることを考えると、現施設は教育保育に使わなくても地域のまちづくり拠点として利用することは大切。

●幼保に使わなくなっても「あたごプラザ」のように利活用していくということか。

《市長答弁》そういったことに利用していく。

●地域には住民センターを始め公共施設がたくさんある。どう考えるか?

《市長答弁》公共施設の縮小に向けた計画も基盤にしながら、地域の拠点として活用できれば良い。

●[他議員より]7つの建物の優先順位はどうするのか。全て一斉に子ども達を守れるのか?

《市長答弁》プロセスがどうだったんだ、市民の暮らしはどうなるんだ、だからいったん立ち止まって、欠けていた、議論し忘れていたことをやろうとしている。ある意味「後始末」をしている。抜けていたところを確かめようとしている。子ども子育ての政策としてしっかり議論をしていたんですか?まちづくりの観点はどうなっていたんだ?それらが欠けていた。それらをしっかり議論して合意を導く。そのスタートが耐震診断だ。仕組み・プロセスが問われている。それらを踏まえて再配備を考える。

(市長は相当ヒートアップされてました。しかし、議会の議論が足りなかったかと言えば、それは違う。もう一度、今までの経緯で何が足りなかったか、冷静に考えて欲しいと思います。)

●[他議員より]7施設のあり方をどうするか、地域の交流拠点がなくなることは「地域のまちづくり」に関わる。保護者・市民に納得していただく広報等の在り方が必要。

《市長答弁》まちづくりは「いのちを守るつながりづくり」「子育てを支援するつながりづくり」と表現している。現状の施設はそのような役割を果たしているので、再配備・再構築が必要。

以上が補正予算に係る質疑答弁の概要です。だいぶ省略していますので詳細はYOUTUBE議事録(それぞれアップされるまでに時間がかかると思います)をご覧ください。この後に決議する前にPT、市民ワークショップ、国との調整について説明がありました。

PTについては

●PTについては情報開示、決定過程をオープンにすること、透明性を徹底すること。全庁的に協力すること。

●進め方も含めて全庁的に協力すること。

●今までのワークショップなども有効活用し無駄にしないこと。

●たくさんの意見があればあるほど合意形成が大変になる。相当な調整が必要である。

これらの指摘・質疑を行いました。

市民ワークショップ(1月の広報はんなんにて公募されます。またこのブログで詳細をお知らせします)概要は以下の通り。


平成29年2月~4月の平日か土日の午前・午後・夜間のいずれか。

尾崎・東鳥取・西鳥取(舞・光陽台含む)・下荘(桃の木台含む)の各4地域で1回ずつのワークショップ(計4回)+合同ワークショップ(1回)

各地域 公募市民15名以内+関係団体より10名以内+職員など20名以内(PT4人・現場8人・若手4人の予定)=最大45名

合同ワークショップは各地域1/4ぐらいに絞って、同じような割合で行う予定です。

(45名×4地域)+(45名×1合同)=225名(総勢のべ225名規模の大きなワークショップです)


これについては、

●まず開催日時の限定をしなくては参加したくても、応募したくても出来ないので応募締め切り前に明確にすること。

これらの指摘をしました。

内閣・国交省の調整については、内閣については計画変更について猶予をもらい、国交省については可及的速やかに計画変更を求める、ということで、いずれも首の皮一枚つながった感じで「即返金」にはなっていません。これから阪南市の庁内で猛スピードで計画を立て、市民・議会と共に考え理解を求め、国に説明していくことになろうかと思います。私も一議員としても出来る限りの前向きな協力をしたいと思います。

これらの議論を踏まえて、一番初めの「補正予算」の委員会審議になりました。

公明党の議員一人から反対討論があり、

私が賛成討論をさせていただきました。内容は以上です。

耐震診断補正予算については、もちろん今までの議会の議論・議決過程も十分に承知し、市長選挙を踏まえた上で「阪南市政を滞らせてはいけない」と思う。今後、市民への丁寧な説明が行われることを踏まえ(前提とし)、この中身が今後じっくり議論され、市民・議会への情報開示・共有をしっかりしていただくことを申し添え、賛成いたします。

私の他、2人の議員からも賛成討論がありました。

以上、討論があり、決議は賛成多数で補正予算は可決されました。

以上が本日の委員会の内容になります。21日の議会最終日でも同じような討論が行われると思います。いずれにしても、阪南市の将来のために前向きに、積極的に、具体的に、和を以て進めていきたいと、私は一人の議員としてそう思います。

img_2203

写真は総合こども館整備特別委員会とは関係ありません。市民病院の玄関のクリスマスツリーです。メチャ豪華ですね。

タイトルとURLをコピーしました