最近、「地域インフラの再生でモデル地域に選定されたんか?」と聞かれることがありますので、今回はそのことについて書きたいと思います。
おそらく、地域インフラ群再生戦略マネジメント(略して「群マネ(ぐんまね)」といいます)のことだと思われますので、説明します。
群マネって何?
このあたりから行きます。
国土交通省が昨年の夏あたりから進めている取り組みで、説明は「既存の行政区域に拘らない広域的な視点で、道路、公園、下水道といった複数・多分野のインフラを「群」として捉え、更新や集約・再編、新設も組み合わせた検討により、効率的・効果的にマネジメントし、地域に必要なインフラの機能・性能を維持する考え方。」
簡単に言うと、これまでの市町村にとらわれず広域で道路とか公園のマネジメントをしていきましょう、ということです。
具体的には?
今回、泉州の8市4町が、貝塚市がリーダーとなって申し込みをしてモデル地域に選ばれました。貝塚市さんありがとうございます。
全国で11のグループが選ばれています。
我々のグループは、道路(橋梁、トンネル、道路付属物、市営駐車場)、公園(都市公園、緑地、児童遊園)、下水道(管渠、ポンプ場)の分野での連携となるようです。内容を見てみますと、国交省が支援してくれるのは課題・データの整理や資料作成の支援で、補助金が出たり実際に工事を行ってくれたりという事ではないようです。募集要項を見ますと、各自治体の作業負担も相当ある感じですね。
今後は?
おそらく、これから全国のインフラが老朽化してくる中で広域連携して課題解決していこう、という国土交通省の考え方ですが、各自治体においてこれまでやってきたインフラの維持管理は様々な手法であり、かけてる予算も、考え方も、やり方も全然違う中で、いかに連携できるのか、国の支援がどこまで踏み込んでくれるのか、といったことは今後1~2年で検討していく、といったところでしょうか。今後の動きに期待したいと思います。
おわりに
以上、とりあえず群マネは貝塚市さんのおかげでモデル地域に選ばれた事業で、今後どのように連携し、阪南市のインフラ整備の役に立っていくのかというのは全くの未知数である、というのが結論です。
また今後進展がありましたらご報告いたします。