泉州市・町 関西国際空港推進協議会(関空協)での東京要望の内容のまとめ。

去る12月19日に行いました東京要望の内容をまとめたいと思います。団体は関空協(泉州市・町 関西国際空港推進協議会)で、私が前市長から受け継いだ形で会長として団体を率いて要望活動をいたしました。先日のブログでもお伝えいたしましたが、関空協は関西国際空港の対岸の9市4町で構成する団体で、会長が阪南市、副会長が堺市と熊取町、監査として和泉市が当たっております。

出発前に関西空港で結団式を行い、山谷社長をはじめ関西エアポート株式会社の皆様にお見送りいただきました。

さて、要望内容についてまとめます。

(1)関西国際空港の容量拡張に向けた取り組みについて

来年、関西国際空港は大阪・関西万博の開催に向けて今の23万回の離発着数から30万回へ枠を拡張し、泉州、大阪、関西の活性化を目指します。そのことは大いに期待する一方で、騒音の影響が大きいと想定される地域に対しては特段の配慮をお願いしたい。

(2)空港需要のさらなる成長に向けた取り組みについて

現在の関西国際空港は外国人旅客数が令和元年実績(コロナ前)を上回るなど成長軌道に戻りつつあります。引き続きインバウンドの増加に向けたプロモーションの実施などさらなる成長に向けて取り組んでいただきたい。

(3)インバウンド受け入れ体制など空港機能のさらなる充実について

万博中もその後においても旅客の円滑かつ快適な受け入れができるようにソフト・ハードともに適切に措置をしていただきたい。

(4)安全・安心の確保及び脱炭素化の推進について

航空機の安全な運行を確保するための措置や支援を行うとともに、2050年のカーボンニュートラルに向けて再生可能エネルギーの導入、水素を動力とする航空機の運航、二酸化炭素の吸収源となる藻場の創出など、関西国際空港での取り組みに対して必要な支援を講じられたい。

(5)泉州地域の観光振興について

南泉州地域および和歌山県紀北地域の連携による観光誘客の強化に対して、国として観光インフラの整備へ支援してほしい。

(6)関西国際空港へのアクセス強化について

なにわ筋線の早期整備、空港連絡南ルートの早期具体化など積極的な取り組みを図られたい。

(7)関西国際空港全体構想の早期実現に向けた2期事業の完全共用について

(8)地元市町への必要な情報提供と国としての適切な関与について

(9)関西3空港の在り方について

まずは関西国際空港ファーストで取り組んでいただきたい。

以上の9項目の要望を行ってまいりました。特に(1)(5)(9)については力を入れて要望し、併せて物流拠点として周辺道路の整備についても要望いたしました。これからも泉州13市町が力を合わせて地域の発展に向けて活動を続けてまいりたいと思います。

《活動》あたご山調査 等 4

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