いよいよ本日の18時半受付、19時開始、サラダホール小ホールで「和歌山市産業廃棄物最終処分場設置計画」の事業者(民間)説明会があります。(市のホームページ)
これは「和歌山市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例(紛争予防条例)」による手続き上のモノです。
私はこれまで何度となくこのブログや、さかそう通信でお伝えさせてもらってきました。
ゴミ処理場は設置されてから20年間で事業を終え、阪南市の水源地を埋めてしまうかもしれませんが、ゴミは100年200年と残ります。100年200年とそこから山中川(山中渓の川)、男里川、大阪湾と水が流れ続けます。もちろん地下水でも。
もう一度復習しておきます。2年半前に使ったイラストを再利用します。
和歌山市と阪南市の境い目ですが、和泉山脈によって分けられています。
この様な場所では通常はこうなります。
分水嶺といって水の分け目が境い目になります。
こうする方が環境区分で何かと便利だからです。
しかし、今回のゴミ処理場の場所はこうなっています。
地元の人に聞くと、昔紀州徳川藩の力が強くて領地を押し込まれたらしいのですが、分水嶺が境い目より向うにあります。
従って、今回のゴミ処理場計画を許可するのは和歌山市で、阪南市は許可権がありません。
でも水はこっちに流れてきます。これから何百年も。
大阪、とくに泉州地域は「和泉」の国と呼ばれて、昔から水の豊かな、美しい場所です。「水」を中心にして様々な産業が発展し、美味しい野菜・農産物ができ、豊かな海は我々にたくさんの恵みを与えてくれます。これからも地域活性化の中心は「水」です。
どうか皆さんで一緒に考えましょう。