昨日に引き続いて厚生文教常任委員会。私は委員じゃないので傍聴です。

昨日の総務事業水道常任委員会に引き続き、本日は厚生文教常任委員会です。今日は私は委員じゃないので傍聴をさせていただきました。

内容を以下に示しますが(1)~(5)は上程議案です。「え?上程議案って何?」って方は昨日のブログ冒頭をご覧ください。

(1)阪南市消費生活センター条例について・・・今までの「消費生活相談窓口(週3日)」を平成29年度より「消費生活センター」を開設。月・火・水・金の午後1時~午後4時に開設します。(受付は午後0時~)

相談内容の多いものは、通信サービスの架空請求、リフォームの不良工事、インターネット販売についてなどが多い相談。

(2)住民センター条例改正・・・尾崎住民センターの新築移転による住所変更。あと、総合こども館白紙撤回による事業費内訳の変更(もとの交付金は取り下げ、別の交付金に付け替え)により、市の借金が1200万円増加(うち半分は交付税措置の予定)、直接の負担が約130万円増加。

住民センターの地域への管理移管の話もありました。

(3)阪南市ひとり親家庭の医療費の支給に関する条例改正・・・他の法律との調整

(4)地域密着型(介護予防)サービス事業者の指定関係の条例改正・・・デイサービスなどの事業者の指定を泉佐野市~岬町3市3町の広域で行うために条例を改正。

(5)国民健康保険条例の改定・・・私も何度もこのブログで書いています。国民健康保険料がまた上がります。現行限度額85万円→89万円。市長は「非常に苦しいが、低所得の方の生活に負担をかけない。H30年の国保広域化に対して、また本市4億9千万円の累積赤字に対しての対策だと考えていただきたい」

現状大阪府下では岬のみ国基準で他はそれ以下、平成29年度の近隣を見ると堺以南では泉大津のみ現状維持で他は軒並み引き上げ。

(6)その他

➀空き家対策計画・・・空き家を「適正に維持管理されている空き家」「適正に維持管理されていない空き家」「老朽化した空き家」この3つに分けて、情報共有し特定空き家に対処する。維持管理指導や維持管理事業者のあっせん、「ふるさと納税を活用した維持管理のあっせん」も行う。

委員から空き家対策も必要だが、人口減少に対応することも大切、それに空き家を利用すればよいという指摘もありました。

市長からは「空き家を利用して転入者を増やす、福祉のつながりとして利用するという考えも必要なので、まずは適正な維持管理を進めたい」

②観光振興戦略ビジョン・・・阪南市の観光について。

阪南市観光の課題

・個性的ではあるが観光資源の力が弱い

・地理的要因、関西国際空港は本当に近いのか

・国外・市街はもちろん市内に対しても情報発信不足

・入り込み実態がつかめず目標設定が困難

・観光客受け入れ機運が弱い

めざすべき姿

・物語性の構築(歴史文化伝統を軸に)

・通年型アクティビティの開発(せんなん里海公園の自然体験学習プログラム、グランピング導入)

・ハイキング登山初心者への特化

・まち散策の拡充(ウォーキングロード、海苔づくり、ウミホタル観察、漁港、レンタサイクル、市内造り酒屋、漁協隣接鮮魚店、カフェ)

・おみやげ、食コンテンツの開発(14匠)

・リノベーション推進(海浜部・山中渓を交流重要地域に)

・ターゲットの絞り込み(台湾に絞り込み)

・戦略的情報発信(ガイドブック・ルートマップ、情報発信拠点の整備)

・観光大使の活用(出演・登場頻度アップ)

・入り込み数調査の実施、アンケート調査の実施

・おもてなし気運向上

・ホテル誘致・ゲストハウス・民泊

・政令などのポータル情報サイト

委員から地域全体で観光経営、おもてなし。体験学習を最優先すべし、との指摘もありました。

③地域福祉推進計画(第3期)・・・第2期では「災害時支援プラン」を策定、地域での見守りなどが充実、買い物支援マップの作製、まちなかサロン・カフェの増加が成果。

今回(第3期、5か年計画)の重点課題は以下の3つ。

・生活困窮者自立支援体制の確立

・住民主体の地域福祉活動の推進

・生涯のある人もない人も共に暮らし合えるまちづくり

今後パブリックコメントを行い、3月に策定する運び。

住民主体の福祉が中心になっていくとの委員の指摘あり。

④旧西鳥取保育所用地の売却・・・今まで貸借していたアルン夢学舎さんの土地を事業者さんに売却

⑤3市3町(泉佐野市・泉南市・阪南市・熊取町・田尻町・岬町)の広域業務を増やす・・・デイサービスの事業者の指定などの高齢分野、障害分野、児童分野の合計6事務を広域福祉課に事務移管。利用者さんには影響はない。

⑥小学校整理統合の取り組み・・・東鳥取小学校・波太小学校の整理統合の報告。通学路の安全対策について。

⑦留守家庭児童会の指定管理の消費税の返還・・・留守家庭児童会の指定管理料には消費税がかからないことが判明したので、指定管理業者から阪南市に対して約2000万円(平成22年~平成28年)の返還がありました。

⑧その他・・・市長から昨日(総務事業水道常任委員会)と同じ教育委員会の話がありました。今日付けで市長の文章がアップされています。→市のホームページ


以上でした。約3時間、みっちり会議お疲れ様でした。

国保の値上げがまた上がっています。一昨年、この案件では一部市民の方の大きな反対運動があり、議会に請願も提出され、相当議論になりました。当時、このブログでも詳しく解説しました。来月の3月議会もそうなるのですかね。しっかり検討・議論していきたいと思います。

写真は今日の一般傍聴室。市民の傍聴はありませんでした。

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