阪南市の「足」バスや電車、タクシーの将来はこうします!という計画。パブコメ募集。

先日の「さかそう会」でクローズアップさせてもらいましたが、市民みんなが「ワガゴト」として自分のまち、まちづくりを考えようということで、パブリックコメント(通称「パブコメ」)が開催されています。

パブコメって何!?って方はこちら

今回は「阪南市公共交通基本計画(案)」に対するパブコメです。阪南市の将来の「足」であるコミュニティバスや電車、タクシー、その他の交通手段をこういう風にします・考えます、というような比較的、「ワガゴト」として考えやすい案件です。

資料としては膨大で、これをスラッと読める人はなかなかいないと思います。

掻い摘んで言いますと、今後人口減少、少子高齢化がどんどん進んでいく阪南市において、公共交通は今とは違う形に進化しなければなりません。市役所前を要(かなめ)として各地区に扇形に路線を巡らすコミュニティバスは、便数が少ない、行きたいところに行けない、バスが古い、段差がきつい、などの問題があります。今後は鉄道やコミュバス以外のバスも上手にすみ分けをして、各駅や各地区ごとの路線コースをググッと短く、規模は小さめでも使いやすいコミュバスに生まれ変わらなければならないかも知れません。

皆さんの意見を都市整備課にお届けください。

担当かに聞いたところ用紙は用意していないということでしたので、今回市政報告会で募集したいこともあって、非公式ですが私、自分で作りましたので、こちら利用していただいても結構です(笑)。

パブコメ用紙(pdf)

パブコメ用紙(ワードデータ)

今回の計画で市が検討しようとしている項目は以下、市の計画(資料66ページ以降)からの抜粋ですが、市の資料を見たほうがイラストもあって分かりやすいと思います。(量が多いですけど)

公共交通基本計画より抜粋

●交通結節点における乗継利便性の向上に係る検討・・・○ 異なる交通モード間のシームレス化を図る観点から、市内の交通結節点(南海本線尾崎駅、南海本線鳥取ノ荘駅、南海本線箱作駅、JR和泉鳥取駅)において、鉄道、路線バス、コミュニティバス「さつき号」間の乗継を考慮したダイヤ設定により、乗継利便性の向上を検討します。

●交通結節点における公共交通情報提供の拡充に関する検討・・・○ 異なる交通モード間のシームレス化を図る観点から、市内の交通結節点(南海本線尾崎駅、南海本線鳥取ノ荘駅、南海本線箱作駅、JR和泉鳥取駅)において、鉄道から路線バス、コミュニティバス「さつき号」及びタクシーへの乗継案内の情報提供により、鉄道⇔路線バス・コミュニティバス「さつき号」・タクシー間の乗継利便性の向上を検討します。

●尾崎駅の交通結節点機能向上に関する検討・・・○ 住民アンケート調査において、南海本線尾崎駅周辺や南海本線尾崎駅を利用目的とする外出は、平日及び休日ともに最も多く占めています。そこで、南海本線尾崎駅周辺における賑わいや快適な歩行空間創出に向けた歩行環境整備やバス待ち環境の安全性・快適性の向上に向けた上屋やベンチ等の整備を検討し、交通結節点の機能向上を図ります。

●持続可能な公共交通ネットワーク構築に向けた検討・・・○ 本市のバスネットワークは、路線バスとコミュニティバス「さつき号」により、構成されています。一部の地域では、路線バスとコミュニティバス「さつき号」が重複して運行しており、役割が明確化されていない状況にあるため、フィーダー機能強化の観点も含め、持続可能な公共交通ネットワーク構築に向けた検討を行います。○ 既存の路線バスやコミュニティバス「さつき号」の運行を前提として、地域の実情に即した新たな交通システムの導入可能性や、隣接自治体とのバスネットワークの連携についても検討を進めます。○ 路線バスとコミュニティバス「さつき号」が重複する区間では、料金体系が異なっており、目的地までの支払う運賃に格差が生じています。○ 持続可能な公共交通ネットワークを構築や公共交通間のシームレス化を図る観点から、料金格差を是正がする必要があるため、路線バスとコミュニティバス「さつき号」の役割分担を踏まえ、料金体系の再構築に向けた検討を交通事業者とともに進めます。

●鉄道駅周辺道路や都市計画道路の整備推進・・・○ 交通結節点となる南海本線尾崎駅等の鉄道駅周辺道路や都市計画道路石田自然田線等の未整備区間では、道路幅員が狭小であるため、路線バス・コミュニティバス「さつき号」と対向車との離合が困難な区間があります。また、自転車・歩行者の通行環境も確保されていない状況にあります。○ 道路整備により、路線バス・コミュニティバス「さつき号」の走行環境や自転車・歩行者の通行環境を改善します。

●地域主体による新たな公共交通システムの導入に向けた取組支援の検討・・・○ 鉄道駅やバス停から離れた地域、道路幅員が狭小及び急勾配の坂道などの理由でバスが乗り入れ困難な地域等において、地域組織等が主体となる新たな公共交通システムの構築実現に向けた取組・技術支援や導入後の持続可能な運行体系のあり方等の支援の仕組みを検討します。

●バス停近隣施設等を活用したバス待合環境の整備検討・・・○ バスサービスの改善を目的として、バス停付近に立地する公共施設、商業施設や医療機関等の施設を活用したバス待合環境の整備について、関係者とともに検討を行います。

●公共交通に関する情報提供の実施検討・・・○ 市内の公共交通利用を促進するため、路線図や時刻表等をはじめ、沿線地域の商店・商業施設や観光資源、公共施設等も含めた情報提供を検討します。○ 交通モード間のシームレス化やバス利用者の利便性向上を図るため、パソコンやスマートフォン等からバスの現在位置、遅れの状況や運行している路線などバスの運行状況を確認することができるバスロケーションシステムを活用した情報提供の導入に向けた検討を行います。

●利用しやすい環境整備の検討・・・○ 異なる交通モード間のインテグレーションを進める観点や高齢者をはじめとした多様な世代が市内のバス交通を利用しやすい環境を図るための調査及び検討を行います。

●利用しやすい環境整備の検討・・・○ フリー乗降制度について

●多様な世代間での公共交通利用による外出促進の検討・・・○ バス利用の有無の状況や日常の外出時で同伴移動が行われている現状等を踏まえ、今までバスを利用したことがない人の需要の誘発や人の移動の活性化を目的として、同伴者との利用や子育て世代等に対する運賃割引及び健康づくりに関する施策とのタイアップ等を検討します。

●多様な世代間での公共交通利用による外出促進の検討・・・○ 健幸マイレージとバスポイントサービスのタイアップ

●商業施設等との連携による特典等の検討・・・○ 住民アンケート調査結果より、市民の外出目的のうち、買い物は平日が 65 歳以上、休日が全世代で多い状況にあるため、バス沿線の商業施設等で、公共交通に関する情報提供や公共交通利用者に対してお得な特典の提供等による公共交通の利用促進を図るため、商業施設等との連携に向けた検討を行います。

●高齢者の外出機会促進に向けた公共交通利用支援の検討・・・○今後、高齢化の進展に伴い、高齢になると外出機会が減少する傾向にあるため、高齢者の外出機会促進を図る観点から公共交通を利用しやすくするための取組の検討を行います。

●公共交通利用促進に向けた啓発・周知活動の実施検討・・・○ 市民に対して、公共交通への親近感の創出や理解を促進するため、市内等で開催されるイベント等での周知活動や地区の公共交通に関する意見交換や勉強会などの実施を検討します。

●地域とともに守り育てる公共交通の仕組みづくりの検討・・・○ 公共交通を支援・応援する住民、自治会、商業施設、医療機関等を対象に安定的な運営と運行を支えるサポーター制度を導入し、沿線の商業施設や医療機関等からの広告掲出及びネーミングライツ(分かりやすいバス停名称)等での協賛金・バス停設置の協力の受付けや各地区の自治会組織等をサポーター団体として位置づけ、バス利用促進やバス停維持の協力に関する取組を検討します。

 

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