阪南市指定文化財展

市役所裏の駐車場の片隅で、
何やら日曜大工的な作業をなさってたので、
「何してはるんですか?」
と聞くと、
「来週の展示の準備」
とのこと。
ご案内です。

2月18日(火)~27日(木)
阪南市立文化センター(サラダホール)展示室
阪南市指定文化財展
「横田家船大工用具と孝行臼」

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まず、
横田さんの船大工用具ですが、
阪南市新町にお住いになっていた横田さんは
昭和20年から約40年間、
船大工として泉州地方の木造船を100隻以上
作り続け、地域の漁業を支えました。
その横田さんの使っていた大工道具は
平成25年1月18日に阪南市の指定文化財となりました。

もう一つ、
孝行臼(こうこううす)ですが、
これは阪南市の特産といえる和泉砂岩製の
小さな臼で
歯の無い老人も固い食べ物を突きやわらげて食べられる、
親孝行な臼です。
現在はほとんど見かけることが有りませんが、
江戸時代の後半には盛んに流通したとの事です。

和泉砂岩といえば、
この泉州地域は泉州石工(せんしゅういしく)といって、
全国で活躍した石工集団がいました。
どちらかというと
石の彫刻(狛犬とか灯篭とか)が盛んで、
全国の作品に阪南市の黒田や自然田などの地名が
刻まれています。

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