シンガポール視察。国際空港、港湾行政、まちづくり、IR政策と盛りだくさんの視察でした。

南大阪振興促進議員連盟(南議連)にてシンガポール視察を行いました。今回の目的は、国際空港、港湾行政、まちづくり、IR政策です。

まずはクレアシンガポール事務所にて、シンガポールの概要とクレアシンガポールについてのブリーフィング(簡単な説明)。

地震も津波も台風もない恵まれたシンガポールの歴史と現状をしっかり把握。

その後、シンガポール海事港湾庁にて、次世代の港について。

昔から海運・シルクロードの要として栄えたシンガポールは港のIT化、一括管理をし、今後も拡大していきます。

つづいてチャンギ国際空港の機体整備工場へ。

こちらは内部の写真禁止なので、記念撮影のみ。MRO(メンテナンス、リペア、オーバーホール)の今をブリーフィング&視察。

そのままチャンギ国際空港へ。

すごい規模のハブ空港です。ほぼスタッフの無人化をしているターミナル4も見学。年間の旅客数は2016年のデータで5,870万人(世界17位)ですが、世界の空港ランキングでは堂々の第1位です。

今後のチャンギ空港としてはターミナル5を新規に計画しており、年間旅客数1億5,000万人(!!)を目指すそうです。2019年には新しい施設「ジュエル」も開業予定。

関西国際空港に置き換えてみますと、やはり徹底して「やるか、やらないか」です。たくさんのアイデアや工夫の種をもらってきましたので、しっかり関空発展=泉州発展につなげていきたいと思います。

以上が1日目の超ハードな日程の視察内容です。そして2日目。

まずはシンガポール初の世界遺産であるボタニックガーデンを視察。

シンガポールは都市開発をガンガン進める一方で、環境に配慮しCity in a Gardenのコンセプトで自然保護に取り組んでいます。

雷の多いシンガポールではドローンを使って樹木の安全管理・避雷針の設置などを行い、地域のボランティアともしっかり手を組んで協働しています。阪南市でも活用できる取り組みをたくさん学んできましたので、しっかり活かしていきたいと思います。

そして今回の主役、IR(統合型リゾート)政策について、まずはマリーナベイサンズ。こちらはマイス(MICE、貸会議室)中心のIRです。

スゴイ規模の会議場です。企業などの会議やセミナー、報奨・研修旅行、国際会議や総会・学会、展示会・見本市・イベントが行われています。

もちろん世界的に有名なブランドがズラッと並ぶショッピングモールやその他、観光地としての施設もたくさん付いております。ホテルの屋上には有名なプールもありますね。

そしてカジノも。

カジノの中も見せてもらいましたが、こちらは撮影が法律で禁止されていますので写真はありません。

次に、シンガポールにあるもう一つのIR、リゾート・ワールド・セントーサへ。こちらはリゾート中心のIRです。

ホテルから、ユニバ(ユニバーサルスタジオ シンガポール)、プール、水族館、博物館、ショッピングセンターなどなど、リゾートフルコースです。

そしてカジノ。

こちらも内部も含めてしっかり拝見させていただきました。外国人は入場無料、現地の皆さんは入場に100ドル(約8,500円)かかります。

ベイサンズもセントーサも共通してカジノにはしっかり「責任あるギャンブル評議会」がギャンブル依存症対策をしており、カジノができたことによってしっかり対策ができ、逆にギャンブル依存症が減少したともお聞きしました。日本においても対策さえしっかりできれば問題がないと思います。

というより、IR=カジノって日本のマスコミは報道していますけど、まったく違いました。それはまさに「統合型リゾート」です。関西国際空港をもっと活性化し、泉州が、大阪が、関西が、日本が世界にもっとPRしていくためにはIRが必要だと強く感じました。

今回、山盛りメニューの視察でしたが、本当に「百聞は一見に如かず」数えきれないほどの経験、知識をいただきました。南議連の皆さんはもとより、クレアシンガポールの皆さん、そして視察対応していただいたたくさんの皆さん、お力添えいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

シンガポールのことがとても大好きになりました。そして、日本のことも改めて好きになりましたし、日本の良さをしっかり子ども達に伝え、みんなでこの国を盛りあげていきたいと思います。

お疲れ様でした。

なお、今回の視察費用は全て自費で政務活動費は使っておりません。以上、視察報告でした!

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