本日市役所にて大規模な防災訓練が開催されました。コロナ感染予防しながらの避難所運営って。

本日、阪南市役所にて大規模な防災訓練が開催されました。

室戸沖に大型台風が接近し、昼頃に室戸岬に上陸する設定です。

朝9時大雨警報発令。直ちに防災コミュニティセンター「阪南まもる館」に担当者が参集。

市長を本部長とし、危機管理課長より災害状況、避難所開設の説明が行われます。今回はコロナウイルス感染防止対策を想定した設営・運営の訓練です。

一通り説明の後、東鳥取小学校の体育館に場所を移して避難所設営訓練です。

あらかじめエリアの設定を危機管理課の皆さんでしていただいています。(実際の避難所の場合はここからしなければなりません)

避難者は受付で手指の消毒、検温をし、異常なしの場合は一般用避難スペース、咳・熱のある方は専用スペースへの避難となります。すでにコロナの自宅療養者・濃厚接触者など感染の疑いのある方は別ルート(おそらく別施設)への案内となります。詳しくは実際の避難所での対応となります。

職員は受付対応としてマスク、フェイスシールド、ポリ手袋着用します。もちろんソーシャルディスタンスを保ちながら案内を行います。

避難者は受付で避難者名簿の記入をします。(これスマホとかでできるかもしれませんね)また、避難者は受付でゴミ袋やウェットティッシュなども受け取ります。ゴミは感染防止のため各自でゴミ袋にまとめて、しっかり口を閉めてから収集となります。

受付が済みましたら皆さんで段ボール仕切り(パーテーション)を設営したり、テント(室内用)の設営をします。

人数が多いので手際よく設営できました。

ただ、皆さんマスクしてますので暑い。もちろん台風ですので今日みたいに窓全開でできないでしょうから、暑さ対策はもっと必要かもしれません。

仕切りの中には簡易ベッドもセッティングされます。このベッド、しっかりしてますがお年寄りだけでは組み立てられないほど最後に力が要ります。

皆さん手際が良かったので予定していた時間よりずっと早く作業が終了。テントが8張(ステージ上には更衣室・授乳室用のテントが別途2張)、仕切り(個室)が9人分、仕切り(家族用)が8家族分出来上がりました。

今回設置してみて、やはりコロナ対策をしているのでスペースが余分に必要です。実際、この体育館にはもともと350人の避難者数が想定されていましたが、こうして設置してみるとおそらく避難できるのは50~80人程度。約1/5の人数です。ということは、南海トラフ地震で想定される阪南市の避難者数が7,000人弱で、それに対して10,000人の避難所を確保しているということでしたが、実際コロナ対応では2,000人ほどの避難所しか設置できないという事になります。如何に自宅避難や別途施設対応の準備が必要かという事が浮き彫りになりました。今後の課題と言えます。

最後に市長の講評がありました。

上記の避難者数のこと以外にも、今回の訓練で気づいたことも多かったと思います。ぜひ今後の阪南市の防災につなげてほしいと思います。

ご準備いただきました皆さん、ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました。

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