PCAサイクルが回ってる阪南市。DOはどこいった??総務事業常任委員会。

総務事業常任委員会が開催されました。

3月議会で付託された案件で主なものは補正予算のほか、事務分掌の変更(市役所の組織替え)について。

水野市長になって少し経ったとき、ちょうど3年前に当時の企画部門(お願いする側)財政部門(お願いされる側)を一つに統合した「行政経営室」を作って「行財政改革を進める!」となりました。

当時、私、議長させてもらってたので、その時の委員会の総括で「昼からは、事務分掌条例の改正ということで、まず行政経営室がありました。これ、たくさん質問もありましたけれども、やはり企画財政という、アクセルブレーキを両方操作するような部署というのは相当なやっぱり責任と権限と、そして負担もあるかなというふうに思います。以前、阪南市でも同じ組織あったけれども、やはりうまいこといかんかったのでもう今の状態になったというような経緯もございますんで、やはり人選が肝になるところがあるかなと。もちろん、周りからのフォローも大切かなと思いますので、そのあたりしっかり進めていただきたいと思います。(議事録抜粋)」って言わせてもらいました。

詳しくは改めて説明しますが、今回、企画部門財政部門を再び分けます。理由は「着実な進捗管理が出来なかった」「企画と財政を一緒にやるのは無理があった」・・・って。。。今回の組織替えにかかる費用は約1000万円。部長が一人減る(部長を減らすのは企画財政問題とは関係ない福祉部と健康部を統合するため)のでそこで賄う、とのこと。

今度の組織替えで新たに「人事部門」と「財政部門」が一緒になります。ここもある意味アクセルとブレーキになり得ます。例えば行財政構造改革プランを進めるために職員の皆さんのお給料をカットしなければならない必要が出たときに、財政部門(お願いする側)と人事部門(お願いされる側)が一つの部署で大丈夫か、ということを指摘させていただきました。

ま、総じて迷走する阪南市の象徴のような案件です。「しっかり頑張ってください」とのメッセージを添え、可決されました。

・・・あと、付託案件以外に、住民センターあり方検討審議会の答申について説明がありました。私が議員にならせていただいてずっと取り組む住民センターですが、審議会の答申が出てきました。が、しかし、答申の内容はほとんど「そんなん昔から分かってる」という内容で、先日もブログに書きましたが、

今後の43ある住民センターの(地域移譲に向けた)使い方については、各地域の実情に合わせて、地域主体でを話し合って決めてね。

ということに集約されます。それに付随して市民に対するメッセージは、

市民におかれては、 地域の拠点施設は地域住民で協力して運営していくとの意識を持ち、主体的に住民センターの運営について地域内で議論、検討されることを期待する。

以上です。細かい課題とか改善策とかも添付されていますが、ほぼ昔から議論されているものです。

さて、ここからが大切。

この「答申」を受けてどうするか。具体的なスケジュールは?

「令和3年度上半期に改定される行財政構造改革プランの状況(要は財政の状況)を鑑みて進め方を考慮する」

とのこと。。。いや、今までもずっと言ってますけど、各地域の実情や今後のこと進められるところからどんどん進めたら?財政状況がそんなに大事やったら、なんでもっと前から基金の取り組みや、PPP、FMのこと進めてなかったんですか?

PDCAサイクル(Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善))が大切って言いますけど、今の阪南市、PCAサイクルが回ってますよ。いつ実行するんですか?計画立てて、評価して、「社会状況が変わった」とか「もっと共生型住民自治が大切」とか言うて改善して、計画立てて、評価して、、の永遠ループです。

ビジョンをかかげ、責任をもって、決断する人は誰ですか!?

人のせいばかりにして、周りの話も聞かず、言い訳ばかりしてるのは誰?

これから大切な予算審査が始まります。阪南市の明るい将来につながるよう一生懸命頑張ります!

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