非常にたくさんのご意見、ご質問いただきますので少しまとめます、(仮称)総合こども館について。

先日このブログでお伝えしました(仮称)総合こども館ですが、とてもたくさんのご意見、ご質問いただきますので、少しまとめたいと思います。

まず一番多いのがこちら。

いきなりすぎる!それも今月21日の議会で議決(決定)するとはムチャクチャだ!市民は一切無視か!!

これです。一番多いご意見。

何処から聞いたのか分かりませんが、全く違いますので説明します。

来週21日の月曜日、議会最終日にあがっているのは「阪南市の立地適正化計画」に対する債務負担についてですので、阪南市全体の話です。もちろん(仮称)総合こども館も含まれますが、「尾崎を中心としたコンパクトシティをどうするのか。」「下荘小学校の跡地利用をどうするのか」「住民センターは?」などなど阪南市全般の街づくりについて平成28年度から計画を立てようね、っていう補正予算なんで、

けっして(仮称)総合こども館について太鼓判を押すものではありません。

(仮称)総合こども館については、これから、保護者説明、地域説明、市民説明などなどたくさんの説明会と、子育てにかかわってらっしゃる市民団体はじめたくさんの関係者の皆さんのお声を聴き、子ども達の安全、地域福祉、社会福祉、育つ環境を「阪南市の誇るべき子育て」として作り上げていかなければなりません。

そんなん、今の状態・情報量で僕ら議員が太鼓判押せるわけないじゃないですか。そんな無責任に議員やってませんよ!あ、、、すいません、熱くなりました。こないだの議員への説明会(全員協議会)でも各議員から質問あって、議員全員が納得したはずでした。今日の議会運営委員会で先日の全員協議会の内容を公開とすることが決まりましたので、要点ですがこのブログの下の方で紹介しますね。

次に意見として多いのがこちら。

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子どもは豊かな自然の中で育つもの。あんなグレーで冷たく、アスファルトとコンクリートに囲まれた施設は、子どもの育つ環境に相応しくない!

まず、まい幼稚園と朝日幼稚園は確かに緑に囲まれ自然豊かな所ですが、それ以外は割と街なかにあります。

現状の店舗跡(上の写真)についてはご意見の通りです。あんなグレーで、アスファルトとコンクリートに囲まれた所で子どもは育てさせません!これから園庭をつくり、木をたくさん植え、建物も窓をいっぱい作って明るくしたり、壁の色も内装も、たくさんたくさん検討しないといけません。

改修するとガラッとイメージ変わると思いますよ。

あと、元お店屋さんなんで、

エアコンフル装備

です。それも現状の環境から良くなる点ですよね。

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それでは以下、12月8日に行われました議員への説明会(全員協議会)の内容です。議員名や理事者名は後々議事録で公開されますので、控えます。ここで記すのはメモ書き程度です。興味のある方は読んでください。

全員協議会の要点筆記(抜粋)

阪南市子ども・子育て支援事業計画((仮称)阪南市立総合こども館整備)について市長はじめ各担当者から説明(ざっと2時間!)。

【議員】まず、判断する時間が短すぎる。また一極化というが、二極化、三極化という選択肢はなかったのか?

【理事者】検討はしたが、児童数が激減する中、用地の確保が困難なことや、財政面の課題があった。また二極化三極化では、地域再生戦略交付金の対象にならない。

【議員】保護者と地域への説明は充分してください。
【議員】多額な整備費が必要だが、詳細な説明を。

【理事者】本事業が市財政に与える影響は一定あるが、老朽化した施設を維持するにもコストがかかる。行政財産としての目的を失った財産を売却し全体事業費の縮減に充てたいと考えている。また、公共施設等最適化事業債の発行条件に集約全施設の5年以内の廃止がある。

【議員】場所がヤマダ電機跡となった理由をもう少し詳しく説明してほしい。

【理事者】尾崎駅周辺の国道26号線沿いが適地となる。ヤマダ電機跡は災害も起こりにくい。交付金を活用するには、尾崎駅1キロ以内の市街化区域が必須だが、他にまとまった土地はない。また内閣府の戦略交付金の条件として、民間商業施設を再活用することとある。

【議員】地域福祉、地域教育という観点からはどうか。

【理事者】校区福祉委員会と幼保小中の連携事業を強化し、地域との交流をはかっていきたい。地域教育協議会を通じて、地域とのつながりを大切にしていきたい。

【議員】地域住民や保護者に十分な説明をし、意見を反映してほしい。
【議員】保育所の通園の問題があるが細部にわたった配慮をお願いしたい。

【理事者】バス通園を考えている。ただし0歳から2歳までのバスでの送迎は現実的に困難であるので、保護者の意見を踏まえて検討していきたい。

【議員】保育料は?

【理事者】増額はない。

【議員】私立の幼稚園、保育所への影響や調整は?

【理事者】本協議会終了後に説明会を予定。

【議員】地域との絆が希薄になるのでは?

【理事者】地域とのかかわりは重要である。職員と共に意見を聞いて地域とのかかわりも組み入れていく。

【議員】幼保連携型か?

【理事者】幼保連携型である。

【議員】幼保一極集中について住民合意が得られていると思うか?大前提が一極集中となっていて、今さら世論が何を言おうと聞く耳を持たないのではないか?

【理事者】各地区の説明会において住民の合意形成をしていく。

【議員】関係企業との便宜供与にならないのか。場所ありきではないのか。

【理事者】新たに新築移転すれば、補助金・交付金も少ない中で用地費と建設費が必要。全国的に土地も場所もない時に民間の空いたところを活用する手法は先駆的な取り組みと国が認めている。将来負担を出さない形で適地である。

【議員】説明会が報告の場でなく、真剣に住民の意見を聞いて欲しい。また財政運営の検証を重ねてもらいたい。
【議員】住民説明会の回数と場所などのスケジュールは?

【理事者】幼保の保護者会に説明の後、地域の方へ説明する。スケジュールは検討中。

【議員】600人の園児・幼児が集まってくるが、園庭のスペースが狭いのではないか?

【理事者】建物の1階は現在一部駐車場となっているが、一部は屋内園庭として利用する。

【議員】先生方はどうなる?人数は?

【理事者】幼保連携型では幼稚園教諭免許と保育士資格療法が必要になる。現在、本市の教諭と保育士は両方の資格を有しているものが多いので問題ない。人数についても適正な配置が可能である。

【議員】教育の視点からどうか?

【理事者】子どもの安全安心を考えると現状の建物から子どもには移動してもらわないといけない。

【議員】今回の件、自治基本条例に基づく市民参画がないのは残念である。中間報告や意見交換もなく、議会軽視でルール違反である。

【理事者】条例のいずれの条項にも該当はしていないが、市民説明会、あるいは保護者説明会によって本計画を懇切丁寧に説明していきたい。

【議員】「教育のまち」として何か付加価値を付ける予定はあるか。

【理事者】今後検討していきたい。

【議員】せっかくするのだから、阪南市しかない、行きたいと思えるように付加価値を付けて欲しい。
【議員】今後、議会に対してもきめ細やかに説明してほしい。

【理事者】実現に向けて説明していく。

【議員】まい幼稚園は耐震化されているため、なぜそこに行かないといけないのかという意見が保護者から出るのではないか?

【理事者】開園から41年経過し老朽化が進んでいるほか、傾斜地にあることから、冬の雪の時に安定的に通園ができない課題があったが、今回の一極化で解決できる。

【議員】10年後の買い取り価格については?

【理事者】更地での買取価格としており、5億円とあるがその時点での鑑定価格となるので上下する。

以上要点のまとめです。殆ど全員の議員が発言し、質問し、その答えをもらい、その時点では納得したように思えました。これから私も議員としてしっかり考え、発言、提案していきたいと思います。

長々とお読みいただき、有難うございました。

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