本日の午前中開催されました阪南市子ども未来プロジェクトのWS(ワークショップ)を傍聴させていただきました。
市の行うWS、西鳥取は合計5回のWSのうち東鳥取、下荘に続いて3回目です。
会場は西鳥取公民館のホールにセッティングされており、ざっと見たところ37人の参加で、うち13人が職員って感じでした。傍聴は私を含めて7人が座り、うち3人が議員でした。
冒頭、総務部長の挨拶があり「市民の声を聞く」ということが強調されました。
つづいて下荘の時と同じようにPT(プロジェクトチーム)長から今回のプロジェクトと、現在12回のPT会議が開かれました、との説明がありました。第5回目のWSについても日時の報告があり「抽選する」とは書いていますが、抽選はせずに4地域のWS参加者のうち、第5回目希望者は全員参加していただくとの報告もありました。そりゃそうですよね。。。
さて、ワークショップが快調に始まり(今回は4テーブル)議論も活発化、後ろで傍聴していると色んな声が聞こえてきます。「ヤマダ電機は活用しなければならないのか」「交付金を使える建物活用できれば良い」「お金を使わずに活用できないか」「収益がでるような施設」「他市から人が来てくれるような施設」「働いてる人にとっても利便性がある使用法」「高齢者と未就学児が一緒に過ごせるように」などなど。。。
90分ほどのワークショップを終え、各テーブルごとにまとめの発表です。出た意見はこんな感じです。私も急いでメモしてますのでニュアンスの違いなどあるかも知れません。詳細は市から出されるであろうWSの要旨録を参考にしてください。
- 幼稚園保育所は統合したほうがいい、こども園にした方がいい、歩いて行ける所の方がいいなどの意見が出た。
- 親と子のつながりを大切にする
- 公園などの遊び場、自然を利用する
- ヤマダ電機は図書館がどうだろうか、子ども施設に限らず3世代が利用できる施設
- 〃 ボール遊び、自転車の練習ができる施設
- 〃 公園の整備、雨でも利用できる遊び場、イオンとかイズミヤにあるような施設
- 行政の責任については幼児の預かり施設、防災について、空き家について、など
- 空き家・地域で眠ってる施設を子育て支援施設として利用し、資格を持っている人に働いてもらって待機児童問題を解決
- 桜の園などの公園を活用、遊び場を増やす
- 里海公園などの活用
- ふるさと納税などをうまく活用
- 学生などの人材育成
- 現在の幼稚園を認定こども園に変える。歩いて行ける場所がいい
- 財政が問題
- 一番足りないのは情報共有
- 公立支持者が多かった。
- 公立はセイフティーネット、問題を抱える子ども達の受入れ、貧困家庭の受入れ。公立が責任を以て育てる環境づくり。
- 公立の役割を果たすことは将来の就労・犯罪率の低下、結局は税収が上がる施策になるのではないか。
- ニーズというが、ニーズは大人の都合で子ども達のことを考えていない。根っこのところを育てないといけない。
- お金はないけど、教育についてだけはどうにかならないのか。
- 選択肢が多い方が良い。
- 人口減少については、地域の拠点としてフレキシブルなものを整備。いまの幼稚園、保育所は残してほしい(おざきは2か所を1カ所にしてトータル6か所)
- 小学校の跡地利用は耐震されている体育館を使って何かに活用できないか
- 〃 地元で遊べる場所を(運動場だけでも開放)
- ヤマダ電機の場所は幼老施設にならないだろうか
- 地域の幼稚園が拠点になってしていた、幼児との交流を続けるため
- 大人の意識も変えなければならない。尾崎は近所迷惑のために太鼓にカバーをかけてうるさくないようにして叩いている。
- 「どんな阪南市民を育てたいか」までプロジェクトで考えて欲しい
- ヤマダ電機はせめて地代の月270万円の収入があるような施設
- 市民みんなで宝くじを買おう!
- 阪南市の特色ある保育を打ち出さなくてはならない、病児保育も
- 子育て世代を呼び込む施策、出産祝いはゴミ袋3600円分→知らない人は請求していない→情報不足・・・相生市は出産祝い5万円
- 地震に強い施設をつくる。国の助成金についてちゃんと研究しなければならない、防災減災給付金を活用せよ、金がないということだけでなく国にきちんと要望していく
- 通行の安全を確保、丘陵地と密接に関係しているために市民の交通権をどう保証するか
- 施設の選択肢が必要、公立を残す意味をしっかり押さえておかなければいけない
- 公立を残すことによって私立の基準が下がらないことを担保している
- 公立施設の利用者は私立のようにお客さんでなくて主権者であるという意識が必要
- まい幼稚園の環境は誇りである
- ヤマダ電機は多世代交流の複合施設にすべきである
- 〃 子供が中で遊べる施設、無償ではなく有償で使える。市内の子は無料で市外は有料、一日9万円(月に270万円)稼がなくてはならない。
- 「市はあの建物をなぜ購入したかを総括しなければならない。」
- 民間企業とのコラボ:大正紡績とのコラボ、コットンを育てるなど
- 自然環境、給食の実施、子育ての親が孤立しないということ、高齢者が多いという問題、子どもの図書館、いろいろと考えていかなければならない。
- 地震・津波対策も考えなければいけない
- 人口を増加させるプログラムがない、人口増加をもっと考えるべきだ
- 財政危機と聞いてしまうと合理的なことしか考えられない
- 阪南市の自然の良さ、地域力を生かした取り組みをしないといけない
- 子ども達が遊べる場所
- 子育て、親、祖父母ともに学びの場をつくる
- 地元の祭りや環境、水産物の文化を子ども達にしっかり根付かしていく、大きくなっても阪南市で住みたい
- ヤマダ電機の跡地は施設の複合化、総合福祉センター
- 〃 商業的な施設にして民間に託す、収益を上げる
- ヤマダ電機を返却してしまうことも考えたらどうだ
- 子どもたちだけの場というのは止めてほしい
- 子育て施設の数は、地域のつながりの大切さを考えると急がず焦らずじっくり議論してほしい
- サービスについては 預かり保育 コミュニティバスの無償化 小児救急の充実
- 子育て「支援」について、支援というより親目線で。不安をあおるのではなくあくまで希望・未来ある選択を
- 市民が主役なら、最終的に決定する場所に市民が入れるように
こんな感じの各グループのまとめでした。始まって1時間半ぐらいたってから市長が到着し、グループのまとめのあと、最後に挨拶がありました。ここでも「市民の声を聞く」ということと、地域における「子どもの幸せ」「親の幸せ」「地域の充実」この3つが大事だということを強調されていました。
ご準備いただきました皆様、お疲れ様でした。明日は尾崎地区のWSが14時より阪南まもる館であります。傍聴できますのでご興味のある方は是非ご参加くださいませ。