阪南市初の「日本遺産」認定されました!「葛城修験」- 里人とともに守り伝える修験道はじまりの地

皆さん、朗報です。この度、阪南市初「日本遺産」が認定されました。

その名も、

「葛城修験(かつらぎしゅげん)」- 里人(さとびと)とともに守り伝える修験道(しゅげんどう)はじまりの地

です!

「日本遺産(Japan Heritage)」とは文化庁が認定するもので、地域の歴史的な魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーとして、これまで83件が認定され、今回新たに全国から69件の申請のうち21件が認定されました。そのうちの一つに葛城修験が選ばれました。

申請者は、和歌山県(申請代表者)、大阪府、奈良県、和歌山県和歌山市・橋本市・紀の川市・岩出市・かつらぎ町、大阪府岸和田市・泉佐野市・河内長野市・和泉市・柏原市・【阪南市】・岬町・河南町・千早赤阪村、奈良県五條市・御所市・香芝市・葛城市・王寺町です。

ストーリーをコピペします。↓

和歌山~大阪~奈良の境に聳える葛城の峰々。修験道の開祖と言われる役行者(えんのぎょうじゃ)がはじめて修行を積んだこの地は、世界遺産の吉野・大峯と並ぶ「修験の二大聖地」と称されています。この地には、役行者が法華経を1品ずつ埋納したという28の経塚があり、今も修験者たちは、その経塚や縁の寺社、滝や巨石を巡ります。そしてその修行にはいつの時代も、この地に暮らす人々との深いつながりがありました。
修験者や地域の人々が大切にしてきた聖地「葛城修験」――修験道の歴史は、ここから始まりました。

さてさて、今回選ばれた阪南市の経塚(きょうづか)ってどんなものでしょう??

ご案内いたします。どこにあるかと言いますと、山中渓の奥、和歌山市との県境にある「境橋(さかいばし)」のすぐ近くです。

紀州街道(熊野街道)沿い、境橋にはこれがありますね、「日本で許された最後の仇討ち」の場所。仇討ちに関しては、坂本龍馬や勝海舟も関係していて面白いのですが、今日のお題ではありませんので阪南市のホームページにお任せします。

その場所から少しだけ奥に入るといよいよ見えてきます。

この右の道の奥はすぐ「和歌山県岩出市境谷」の集落になります。でもここは阪南市。

きれいに草刈りしてくれていました。階段を上がります。

ありました!

これです!大きな石碑が立っています。ここが「桜地蔵経塚」となります。

上記の「ストーリー」にもありますが、金剛・和泉山脈は葛城山と呼ばれ、葛城修験と呼ばれる修験道の修業の場(霊山)になっています。

経塚とは、修験道の開祖である役小角(役行者)によって山の中に法華経28品(ほん)がそれぞれ埋納されたところ。ここ「桜地蔵経塚」は28か所の経塚のうち第4番、「入江宿 妙法蓮華経 信解品(しんげほん)」が収められているそうです。これ以上詳しくは市のホームページウィキペディアでお願いします。

役小角ですかー。ワクワクしますね。葛城修験についてなど興味のあられる方はぜひ泉佐野の七宝瀧寺を訪れてみてください。私も去年センミラ会議で滝修行させていただきましたが、すごいです。おすすめです。

追記1:現在「第4経塚」についてはもう一か所、山中渓駅近くの関所跡の横に石碑がありまして、その場所も一説になっています。

追記2:この季節に桜地蔵経塚に行かれる方はくれぐれも虫よけ対策していってくださいね。虫よけしないと蚊たちに好かれまして、私みたいに「ッキー!」ってなります(涙)。

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