総合戦略で重点的に行うコンパクトシティ・プラス・ネットワーク。先だっての住民意識調査でも「公共交通の利便性」が大きな要素になっています。今回はこの公共交通について考えてみましょう。
まず、阪南市にはこれに関わるたくさんの計画があります。
似たような計画でよく分かりませんね。公共交通という視点に絞って簡単にまとめますと、
阪南市都市計画マスタープラン
平成24年3月に建てられた計画です。
阪南市をざっくりゾーニングして、それぞれを特色をもって磨き上げ、繋いでいくプランになっています。(10年経っても街並みはあんまり変わってませんが)
(公共交通ではないですが)土地利用に関しては黒田地区、下出地区、桃の木台の東西に新市街地(水色)、市街地誘導ゾーン(黄緑の点々)が存在します。
阪南市立地適正化計画
平成30年8月の計画。「歩いて暮らし、多世代が興隆するコンパクトシティの実現 ~ 地域ごとに特徴ある機能の立地を適正化し、人と都市機能とがつながりを持つことで、人口が減少しても支えあえるまちをめざす ~ 」というテーマで作成された計画。
居住促進区域を上図のように定めています。
阪南市公共交通基本計画
平成30年3月。こちらは「公共交通と自動車交通のインテグレーションの実現 ~ 多様な移動手段が選択できる便利な暮らしが持続できるまちをめざして ~ 」というテーマで作られた計画。目標年度は2027年。
インテグレーションって何?
統合・融合って意味で、こんなイメージです。
そして公共交通の将来像はこちら。
カンタンなイラストですが、具体的な方向性が書かれています。
令和2年3月。こちらは上記の公共交通基本計画の実施取組バージョンです。2022年までの3か年計画。
・コミュニティバス、重複運行区間における輸送効率の改善
・コミュニティバス、地域内交通における路線の見直し
・鉄道・バス間の乗継環境の改善
・経路検索による情報提供の充実に向けたデータの整備
・公共交通利用促進に向けた勉強会の実施
具体的にこれらに取り組みます。と書かれています。
・・・・・
私は、公共交通の問題は地域における喫緊の課題と認識しています。10年後、20年後こうします、というような余裕はないと思います。持続可能で暮らしやすいまちをつくり、人口を増やすためには、できることを片っ端からスピードをもって取組み、課題解決に向けて進んでいかなければなりません。
阪南市の人口を増やす
皆さんと一緒に考え、本気で取り組んでいきます。今回はこれまで。特集は続きます。