市の財政について

さかそう通信(市政報告)のバックナンバーを
アップさせていただきましたので、
ついでと言っては何ですが、
その中で紙面では詳しく書ききれなかった部分を
説明したいと思います。

「福山市長になって6年目、
何が良くなったの?」
これ、
本当に良く尋ねられます。
私は
「一番に財政が安定したことです」
と答えてます。

阪南市は戦後の高度経済成長の真っただ中、
大阪市、堺市など都心部のベッドタウンとして、
また住みやすい街、子育てのしやすい街として、
急激に発展してまいりました。
昭和30年には18,800人、
昭和40年には23,900人だった人口が、
一気に6万人まで増えました
高度成長期から約40年、インフラにしても様々な制度にしても
そろそろ見直し、更新の時期が来ています。
にもかかわらず、
お金がない。

収入のうち、
社会保障など必ずいるお金が占める割合、
簡単に言えば、
融通の利かないお金の割合(経常収支比率)が
平成24年度決算で98.9%。
1.1%しか余裕がない状態です。
これまで
ずっとこんな状態でした。

家計で想像してみてください。
収入1万円のうち110円しか自由に使えず、
9,890円は食費や交通費、学費で、使い道が限定されている。
こんな状態で、
家のリフォームしたり、
新しい服を買ったり、
新しくお店開こうって考えたり、、、
出来ないですよね。。

阪南市において
その原因の一つ、大きなものが
「市立病院」でした。

グラフを見てもらいます。

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さかそう通信に載せさせてもらいましたが、
ブログならカラーになります。
グラフの赤いところは
これまでずっと慢性的にあった「病院の赤字」埋め。
病院はずっと赤字経営でした。
でも「公立」なんで潰れない。

市立病院はもう潰してしまおう、
じゃないと阪南市は倒産だ!
という空気の中、
福山市長が平成23年、市立病院に指定管理制度を採用し、
改善へ向けて大きな舵取りをなさいました。

指定管理費は国の交付金になるので、
市の負担はありません。
「いや
グラフ見たら平成27年まで
赤字補てんや市の負担が続いてるぞ!?」
よく見ていただけました。
平成27年まで続くのは、
平成23年に指定管理に移行する際の
病院に働いていた人々(公務員)の退職金や、
異動に対する補償等に係る費用、
その他もろもろで、短期の借り入れによるものです。

あと、病院の新築費用や機械の費用は今後、
ちょっとずつ返済していくことになります。

このグラフを見てもらうと
よく分かるように、
これから病院が流行ろうが、
流行ろまい(いや、頑張ってもらいますよ!)が、

【阪南市の財政に影響しない!】

これが大きなことです。
これからは、
「病院にいくら赤字補填せんとあかんか分からんドキドキ状態」が
なくなります。
何億かかるか分からなかったものが、
平成28年からは市の負担が少なく安定する。
あと結果として、
「皆様のすぐ近くに市民病院が存続している」
本当に
ありがとうございます。
これから阪南市は医療も充実し、
計画を立てて阪南市の様々な施策に取り組めることとなります。

以上、
現在の市政の「是々非々」の「是」筆頭、
「財政の安定」
についてのレポートでした。
残りは「さかそう通信」ご覧ください。

これからも
阪南市議会として、
市議会議員として
是々非々で議論、検討をしていきたいと思います。

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