議会改革!予算決算委員会を「常任」に。委員会にオンライン参加が可能に。

阪南市議会では現在、議会改革に力を入れています。

3月議会初日にて、かねてから検討をしておりました、

・予算委員会、決算委員会を現在の「特別委員会」から「常任委員会」に。

・委員会へのオンライン参加を可能に。

という2点について議案として挙げ、議決いたしました。普通に聞くと「それのどこが改革なん?」という感想だと思うので少し説明をいたします。

・予算委員会、決算委員会を現在の「特別委員会」から「常任委員会」に。

これまでは3月に予算委員会、9月に決算委員会を「特別委員会」として立ち上げ、そこで予算・決算に関して審議をし、審議が終わると解散をしておりました。

その他の財政に関することは「分割付託」といって、総務事業に関することは総務事業常任委員会に、厚生文教に関することは厚生文教常任委員会に項目ごとに分けて審議しておりました。

補正予算と言って年度途中に出てくる予算などがそれで、ズラーっとならぶ予算書のうち、人件費関係は総務、福祉関係は厚生、、、と仕分けをして審議をしていました。そうすると特にここ最近ちょこちょこと不具合が起こってきておりまして、例えば、「健康の取り組みでふるさと納税しよう!(健康は厚生委、ふるさと納税は総務委)」「行財政改革で公民館を指定管理に!(行財政は総務委、公民館は厚生委)」とかいう予算が上がった時に、付託された委員会で質問したいけどできない、、、ってことがありました。

ちょっとややこしいですけど、とりあえず、色んな課にまたがる財政的なことは今回議決した常任委員会でしっかり質せることになりました。

これによって行財政運営を俯瞰しながら、予算の審議ができることになります。

・委員会へのオンライン参加を可能に。

昨今のコロナウイルスの影響と、阪南市議会のICT化が進んでいるのと、これらを加味しまして、委員会へのオンライン参加を可能に致しました。

条文を抜粋しておきます。

委員長は、新型コロナウイルス感染症その他重大な感染症のまん延又は災害等の発生等により委員が委員会の開会場所に参集することが困難と認めるときは、映像と音声の送受信により相手の状態を相互に認識しながら通話をすることができる方法(以下「オンラインによる方法」という。)で委員会を開くことができる。

この条文のうち、「重大な感染症のまん延又は災害等の発生により委員が委員会の開会場所に参集することが困難」という部分について、「育児、介護、疾病」というのも理由に明記すべきだ、いや、それは「」に含まれている、という議論が議場でされ、両案(二つの議案として上程されました)審議されましたが、議会運営委員である畑中議員、福田議員、浅井議員、上甲の4人が提案者・賛成者になった後者(「」に含まれているから大丈夫)で賛成多数(賛成者は畑中議員、福田議員、見本議員、中村議員、二神議員、山本守議員、上甲の7人)決議しました。その部分のyoutubeはこちら

いずれにいたしましても、これで委員会へのオンライン参加が可能になりました。

これも議員の会議に参加できる機会を保障する大切な改革です。

これからも一歩一歩できることから改革を進めてまいります。

写真は市役所前の花壇。いつもきれいに花を植えてもらってます。ありがとうございます!

タイトルとURLをコピーしました