阪南市小中学校のあり方:ソフトの検討結果。

阪南市小中学校のあり方検討について。ハードの検討の件の記事を書いたところ、「そんなことより、もっとこの辺を検討したほうがいいのではないか」とメールをいただきました(すみません、そのうちお一人の方、メール返信しても返ってきてしまいますのでお返事できません。私のメアドからのメールを受けられるように設定してほしいです)ので、これまでのソフトの検討についてもまとめておきたいと思います。

まず、阪南市の人口減少。

そして阪南市の小中学校の適正規模はこうなっています。

ここで、小学校は4キロ圏内に、中学校は6キロ圏内に配置する基準が設けられています。ということは、阪南市の大きさはだいたい6×6キロ=36平方キロですので、ちょっと乱暴ですけど配置基準的には小学校は1~2、中学校は市の真ん中近くに1つあれば大丈夫ということになります。(そうする訳じゃないのでお気を付けください)もちろん、通学については、実態に応じてスクールバスなどの検討が必要です。

で、昨日の教室の話(ハード)にもつながっています。

阪南市の小中学校のクラス数は今どうなっているかというと、

こんな感じです。これ、少しデータが古くて、現状では、貝掛中学校の1年生は2クラスになりましたし、舞小学校はすべての学年が1クラスずつになりました。

このあたりが、私が「もっと早くから「次の整理統合」の議論を進めておかなければならなかった」と指摘する根拠ですし、現在、こんな感じで検討を進めてくれているんですが、

そのソフト面の検討結果が、

学校選択制(他市では特認校などの制度も取り入れられている)・・・第1タームでは方向性出さず

支援学級(連続性のある多様な学びの場の一層の充実・整備)・・・第1タームでは方向性出さず

小中一貫教育(義務教育の一環を形成・中1ギャップ)・・・第1タームでは方向性出さず

コミュニティスクール(学校運営協議会)・・・第1タームでは方向性出さず

こんな感じでありまして、第1タームまとめ文章を見ますと、

現時点でソフト面のそれぞれの検討事項について方向性を示していませんが、それは子どもたちや先生方の視点による更なる議論も必要であるためであり、引き続き、第3タームの答申に向け、今後の児童生徒数の状況やハード面に関する第2タームの検討と併せて、これからの時代に即した阪南市がめざすべき教育のあり方や今後の児童生徒数の状況や地理的条件等を踏まえた阪南市がめざすべき教育にふさわしい学校数と配置について検討してまいります。

・・・このあたりが、私が「危機感ないんと違いますか」という根拠の部分です。もちろん当委員会の先生方や公募市民の皆様には貴重な時間を割いていただいて本当に感謝なんですが、教育委員会の進め方としていかがなものか、と感じる訳です。

現在、第2ターム。子ども達や先生の視点が必要なら同時並行で議論を進められると思います。義務教育学校などの視察に行く時間もあると思います。お隣の泉南市では先に4複数案が示された後、11か月間(阪南市は3年間)で審議会から答申がきて、義務教育学校1校、小中一体校を3か所(3中3小)を40年かけて新築する方向性が打ち出され、現在市民アンケートが実施されています。阪南市も慎重かつスピード感をもって議論を進めてほしいと思います。

《活動》舞校区福祉委員会役員会 会派代表者会 等 8

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