《検証》阪南市の今:住民自治は進展しているのか。地域まちづくり協議会の行方はいかに?

今回は「住民自治」について検証していきたいと思います。

これまで相当の議論、質疑答弁が行われてきました、阪南市における「住民自治」について検証し、まとめたいと思います。(こちらで「住民自治」と検索してみてください)

阪南市の住民自治

現在の阪南市が目指しているものは「地域まちづくり協議会の設立と持続可能な運営」です。

地域まちづくり協議会=自治会・防災会・福祉委員会・老人会・婦人会・こども会などの地域の団体を横串刺しに情報共有をして、市と協力して自分たちで地域を運営できる組織

で、これをどうやって作り上げていくか、、、これまでのやりとりは後述しますが、要は

市役所職員が地域に出向いて様々な団体と調整・意見交換し、各地域の特性を認識し、課題共有したうえで、その地域の皆さんが主体となって地域独自の地域まちづくり協議会を作り上げる。

ということなんですが、現時点ではほとんど進んでいません。出来ていない理由は、

・職員が地域に出ていくマンパワーが足りない。

・地域の課題が切実だし、地域にも実際に活動をされてる方がいるので慎重に取り組まなければならない。

・具体的に職員が地域にどうやって入っていくかを協議中である。

と市は答弁で言っていますが、私個人的には本当はこうじゃないかと思うんです。

・実は心の中で住民自治を作り上げるのは「どうせ無理」だと思っている。

・・・たぶんあってると思います。私は「何か所かピックアップした地域に地域担当職員を配置して成功事例を作り上げること」を提案しています。その重要性を市長も認識はしていただいているようですが、なかなか進まないようです。そして地域まちづくり協議会を作るために必要なのは上記「職員が地域に出て汗をかく」ことであって、「地域まちづくり協議会条例を作り上げる」ことではありません。条例が出来ようが出来まいが、やらなければいけないことは同じです。なお、阪南市内には60もの自治会があります。1年に3つずつ解決していっても20年かかります。早く手を付けないと。

あと、もう一つ大事なものに「住民センターの地域移譲」をどうするか、ということもありますが、これも上記と同じような理由で、現時点では「これから10年をめどに地域に判断してもらう」という、何とも先延ばしな方向性であります。住民センターは市内に43か所あります。

住民自治が非常に難しいのは十分承知しています。だからこそ、1日も早く着手しなければなりません。

以下にこれまでのやり取りの主なものを挙げておきます。

・昨年10月の総務事業常任委員会。現状がよくわかるのはyoutubeのこのあたりから。時間がある時に市長の答弁を聞いて欲しいと思います。

・昨年5月の総務事業常任委員会

・2年前の議会の一般質問でのやり取り

写真は記事とは関係ありません。ときどき登場する地域交流館の石碑。以和為貴。

《活動》2

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