平成30年7月豪雨の報告と忘れてはならない「7月11日」

平成30年7月豪雨の阪南市の報告がまとまりましたので抜粋して報告します。まとまったと言っても、未だ避難されている方もいらっしゃるため市の対応としては継続中ですのでご注意ください。


【気象状況】

7月5日(木)18時16分 大雨警報 発表

7月6日(金)01時26分 洪水警報 発表

〃 05時20分 土砂災害警戒情報 発表

〃 22時32分 大雨警報 解除

7月7日(土)06時14分 大雨警報 発表

〃 22時51分 大雨警報 解除

各地点での連続総雨量は、箱の浦418㎜、桑畑364㎜、山中渓357㎜

【避難所情報】

7月5日(木)18時30分 防災コミュニティセンター阪南まもる館を一時避難所として開設

7月6日(金)05時20分 旧東鳥取小学校体育館、鳥取東中学校体育館、下荘小学校体育館を避難所として開設

〃 14時15分 旧東鳥取小学校体育館、鳥取東中学校体育館、下荘小学校体育館を避難所を閉鎖、阪南まもる館に集約。いずみが丘住民センター、舞西住民センターを避難所として開設。

【市内被害状況】

住宅基礎ブロックの崩壊・・・1件

土砂災害による宅地建物の一部損壊・・・3件

住宅への土砂流入・・・1件

床下浸水・・・2件

護岸損壊・・・8件

農地陥没・・・4件

農業用水路の小滑り・・・1件

農道法面の崩壊・・・1件

林道への土砂の流出・・・1件

里道敷きの陥没・・・1件

街路樹崩壊・・・1件

カーブミラー倒壊・・・1件

【市の主な対応】

7月6日(金)01時25分 災害対策本部

〃 16時15分 警戒配備体制へ切り替え

〃 22時32分 警戒配備体制を解く

7月7日(土)06時14分 警戒配備体制

〃 23時45分 警戒配備体制を解く

主な土嚢の設置個所:箱作40袋、黒田35袋、鳥取中30袋、和泉鳥取20袋、下出60袋、田山20袋、西鳥取20袋、尾崎50袋、自然田30袋、石田30袋、その他300袋:7月9日(月)回収済み合計655袋

土砂災害区域パトロール、樋門監視等

災害復旧プロジェクトチームの設置(7月9日)・・・市長公室長をプロジェクトチーム総括として関係各課とネットワークを組んでプロジェクトチームを設置。


以上の通りです。引き続き災害復旧プロジェクトチームとして対応してくださいます。

さて、ここから重要です。

7月11日(一昨日ですが)、阪南市民としては知っておかなければならない日、何の日かご存知でしょうか?

以前、このブログでも何度かご紹介したことがありますし、市のホームページにも載ってあります。

阪南市の史上唯一の大災害、昭和27年(1952)7月11日、豪雨によって鳥取ダムが決壊し、死者行方不明者51名の大災害になりました。(このブログ5年前の記事はこちら。市のホームページはこちら

当時の記録によると雨量が403㎜だったと記録があります。今回の箱の浦は418㎜ですね、超えています。また、当時を知るじっちゃんに話を聞いても「あの時より今回の方が長い時間にかけて雨が降った」そうです。もちろん、当時の鳥取ダムの構造は今と違ったのも事実でしょう、しかし「災害はいつ起こるか分からない」「自然の力は予想をはるかに超える」という意味では、阪南市民は昭和27年を決して忘れてはなりません。そして、今回の大雨も忘れてはいけません。

もう一度、ご家庭で、ご近所で、地域で、学校で、市内全域で、災害の恐ろしさと対策、安全安心についてを再確認していただきたいと思います。よろしくお願いします。

阪南市総合防災マップはこちら

写真は阪南市ではありません。せんなん里海公園内の岬町側ですが、うみべの森周辺で大規模な地滑りが起こりました。こちらも復旧には相当な時間も労力もかかるものと思われます。

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