総務事業水道常任委員会では旧家電量販店の売却にかかる付託案件。

昨日、総務事業水道常任委員会が開催されました。内容は20日の議会から付託を受けました、旧家電量販店の売却についてです。

【公募型プロポーザルの公平性について】プロポーザルについては阪南市として約80社に声をかけ、2社から3項目について質問があったが、最終的に応募は1社であった。公募型プロポーザルの期間の短さについては、それをカバーすべく市として動き、対応し、公正を保つために徹底的に対処した。今まで1年3か月間窓口を開いていた事実も踏まえ、市としては公平性・透明性を保つために全てリアルタイムで進捗状況をホームページで公表するなど手は尽くした。

【弁護士費用について】直接交渉は100回を超え、休日昼夜を問わない電話・メールなどのやり取りは1000回を超える。弁護士報酬については、阪南市の財政状況や旧家電量販店の今までの経緯も踏まえ、旧報酬基準を参考にすると半額以下、44%相当の金額にしていただいている。今回のこの険しい道のりにおいては顧問弁護士の存在無くしてここまで来れなかった。

他の委員からは、選定委員会のメンバーについての指摘や、今後の税収について、情報公開について、売却価格の妥当性、事業者の資本や信頼性、決算状況、その他の店舗について、訴訟リスクについて、定期借地権設定契約解除にかかる違約金についてなど質問がありました。詳細は下記youtubeをご覧ください。

youtubeはこちら

購入候補者:株式会社青木松風庵

提案価格:88,318,836円

選定理由:本件は応募者から企画提案を求め、評価を行うことによって売却価格だけでなく、将来の阪南市の発展を目指しつつ、雇用や賑わいの創出などが期待できる優れた提案者を選定する方式を採用した。本件には1団体から企画提案が提出され、評価にあたっては、阪南市旧家電量販店建物売却に係るプロポーザル選定委員会において、選定基準に基づき評価を行った。企画提案の評価結果について検討した結果、評価点の60%以上に達した上記のものを購入候補者として決定した。

評価結果の詳細より特記すべき提案項目を抜粋します。

(1)田尻町の本社を移転

(2)阪南市で腰を据えて事業展開していただく覚悟

(3)みるく饅頭 月化粧をメインに見学コース、お菓子作り体験などによる産業観光とインバウンドの取り組み

(4)開業時は従業員160名体制、うち新規採用20名程度。企業内託児所を開設

(5)漁業・農業など市内企業とのコラボ

(6)2020年2月に新工場として完成する事業計画(かなりの設備投資に期待)

この案件につきましては、3月26日の本会議にて議決されると、最終決定となります。

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