本日は総務事業常任委員会。行財政構造改革プランが進んでいない件について(わんぱく王国の指定管理)。

本日は総務事業常任委員会が開催されました。

議案については3件ありましたが、いずれも3月議会に上程される内容なので事前審査にならない程度の質問が許されます。

今回はその3つの中で1件についてご報告します。

案件:指定管理者の指定について

わんぱく王国の指定管理について山中渓自治会を指定候補者にするという議案です。(しつこいですが3月議会に上程されます)

概要はわんぱく王国は平成18年に指定管理制度を導入した時から山中渓自治会にお願い(1回目は公募だったが山中渓自治会しか応募しなかった)しており、指定管理料は年間約1400万円、駐車場収入が平成30年で約340万円(これは市に入ります。会議では違う答弁ですが、また改めて訂正されると思います)、土地の借地料は王国・駐車場合わせて市から地権者に約550万円、合計すると年間約1610万円がわんぱく王国の運営にかかっていることになります。※赤ちゃんから高齢者まで市民一人当たり約300円/年の税金が支払われています。

私はいつも大変お世話になっている山中渓自治会を候補者にすることを反対するものでは決してありませんが、委員会では少しだけ質問させていただきました。前提として阪南市は行財政構造改革プランの真っ最中で、そのプランの中では【わんぱく王国】は、こう書かれています。

《借地解消について》【わんぱく王国】については、行政経営会議における事業の存続、廃止の判断をもって、存続であれば用地取得、廃止であれば借地解消に向け取り組む。存続事業となった場合、用地取得費が必要となるが、市としての存続事業における借地解消の方針が必要である。(3月のプラン:3-10-17でも10月の進捗報告:3-10-17でも両方同じことが書かれています)

さて、質疑答弁内容は以下のとおり。もしお時間ありましたらyoutubeの質問ごとの瞬間のリンクを貼っておきますので、ご覧ください。

《上甲質問》【わんぱく王国】は存続という認識でよいか?

→《室長答弁》存続、廃止は決まっていない。決まっていない以上、担当課としては継続をする。

《上甲質問》ロードマップ(工程表)はどないなってるの?

→《総務部長答弁》色んな諸条件を精査する必要がある。しっかり議論していくというスタンス。

《上甲質問》行政経営会議で【わんぱく王国】が今年度どのように議論されたか。

→《事業部長答弁》借地を解消するということで進んでおり、方向をこれから見出していかなければならないと考える。

《上甲質問》行政経営会議が【わんぱく王国】に対して行われているのか、いないのか?

→《総務部長答弁》現時点では案件としては上がっていない。

→《市長答弁》わんぱく王国は位置づけが重要なので整理をもう少しさせていただきたい。具体的なところへの踏み込みはしていないという風に理解してほしい。

《上甲質問》わんぱく王国、用地取得するとなるといくらかかる?

→《室長答弁》それをまさに試算中である。

・・・・・他の委員が様々な質問をした後に・・・・・

《上甲質問》平成30年に行革(行財政構造改革プラン)ができて2年ちょっと(すみません、間違えました1年半ですね)経つ。魅力向上・持続性をもって・地域との協働、などを踏まえて進めていく、というが、会議で1回も話題に出ていない。市長はどうとらえる?

→《市長答弁》会議に出ていないというのではなく、もちろん【わんぱく王国】については意見交換はしている。

・・・以上、悲しいほど矛盾だらけ、してないことだらけですね。3月議会でしっかり追及していきたいと思います。お疲れ様でした。

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