12月議会において一般質問をさせていただきました。youtubeはこちら
今回のテーマは「市長2期目の市政運営全般」について。
大きくテーマは5つで、
・行財政改革
・地域共生、共創の地域づくり
・阪南市の魅力創出
・広域行政
・民間活力との連携
これらについて、詳しく聞かせていただきました。
行財政構造改革
《質問》行財政構造改革プランの補強・上積みとは?
《部長答弁》平成30年度に行財政構造改革プランを作り実施しているが、現状のままでは財政再建は困難である。
《質問》上積み追加して財政再建できるのか?
《副市長答弁》大阪府に15年間の中期財政シミュレーションをお願いしている。現在、行政改革部門と企画部門が同一組織でブレーキとアクセル両方を操っている。これを分けることと、大阪府に行政改革の適任者の紹介をお願いしている。うまくいかない理由はPDCAのチェックが上手く働いていないからである。行財政構造改革推進本部の会議が単なる報告会になっていて機能していない。そういう仕組み作りから直していきたい。
【上甲メモ】行政改革部門・企画部門を統一したのは現市長ですし、改革推進本部も現市長が行っています。このあたりを変えていくという事ですね。
阪南市の魅力創出
・ふるさと納税が予想よりも上回って頑張っている。
・未利用地の利活用について
・介護予防拠点について
・人口減少対策について:30代子育て女性をターゲットにシティプロモーションの強化
《提案》HCP(はんなんシティプロモーション)の設立を。
民間活力との連携
・はなてぃアクションなど
《提案》はなてぃアクションなど、市民協働、民間連携が全然機能していない。出る杭を上に引き上げる公平公正が必要である。情報をフルオープンにして高いレベルの公平公正をするように。
・住民センター
《提案》住民センターについては「地域に稼げる施設として運営できる形にして移譲する」「そのまま売却する」「解体して売却する」この3択しかありません。出来るところから地域に寄り添い取り組むように。
・企業誘致について
《提案》人口を増やすためには「雇用を生む」「子育て環境を整備」この二つをしなければならない。スピード重視。
広域行政
・広域行政における一定規模の行政運営
《提案》受け身でなく、積極的に。気が付いたら置いて行かれていた、という事のないように。
地域共生、共創の地域づくり
《質問》マニフェストには「旧小学校単位で自治まちづくり協議会的組織の整備を目指す」と書かれていました。それはいったいどういったモノなのか。
《部長答弁》「誰も一人ぼっちにしない、誰も排除しないまち」を理念に掲げ、市民は観客からプレイヤーへ、職員はプレイヤーからコーディネーターへ、「自分たちの地域は自分たちで守り創る」を基本とし、地域力のあるまちを築いていく。
《質問》まちづくり協議会条例とは?
《市長答弁》地域を自分たちで守るという事を行政が責任をもって支援をするのかを理念・方策として書き込む条例になる。
《質問》トップダウン(上からネットをかける)のではなくボトムアップ(地域から突き上げる)ようになるように。条例を作ってやろうと思うと時間がかかりすぎるので、まずは職員の皆さんが地域に出かけることが大切だと思うが?
《市長答弁》市役所の職員は専門職集団なので、地域をしっかり受け止めていかなければならない。
《質問》必要なものは、市民のワガゴト、職員のワガゴトであり、条例ではない。先に行動あるのみ。地域によっては旧小学校単位でくくることが好ましくない地域もあるが?
《市長答弁》これからしっかり議論していく。
《質問》総じて阪南市は危機的状況だと思います。船で例えるのなら、阪南市は底に穴が開いています。今にも沈んでいきそうなこの船で、市長がこれまで4年間してきたように、お客様(すなわち市民)の顔色をうかがい、その場しのぎの対応をしたり、乗組員(すなわち職員)が頑張って色んなアイデアを持ってきても、あと一歩のところで梯子を外したり、そんなことをしている暇はありません。乗組員はもちろんのことお客様も一体となって、ワガゴトとして、上着を脱いで、腕まくりをして、船底に集まって穴を塞がなければなりません。でないと、このまま阪南市という船は沈んでいってしまいます。船底の穴、すなわち、行財政改革についての覚悟が必要です。市長、覚悟のほど?
《市長答弁》覚悟はできている。船底にも穴が開いてるかもしれないし、雨が降れば雨漏りもしているかもしれない。乗組員もしっかり気持ちを引き締めて進路を定めて運行していきたいと思う。
【上甲メモ】いや、穴塞いでほしいんですけどね。
ちょっと最後は噛み合いませんでしたが、このような感じでした。
他の議員の質問でも「市長の覚悟は?」という質問多かったですね。
これからもしっかり、一議員として阪南市の明るい未来のために、チェック、調整、新しい提案をしていきたいと思います。
皆さんお気づきかどうかわかりませんが、最近は前打ち合わせ無しの質問を半分ぐらい織り込んでいます。質問途中に「○○に聞きますね」とあらかじめ指名している質問がそれです。ただの本読み大会にならないように、議会が見ていて退屈にならないように工夫していきたいと思います。
今回もたくさんの皆さんに傍聴に来ていただきました。ありがとうございました。