2月3日に大阪府の環境影響評価審査会が開催されました。阪南市西部丘陵地区産業集積用地造成事業に係る環境影響評価方法書の検討結果について。

去る2月3日に大阪府の環境影響評価審査会が開催されました。

内容の主なものは阪南市西部丘陵地区産業集積用地造成事業に係る環境影響評価方法書の検討結果について。

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音声のyoutubeはこちら。(前半約1時間が阪南市の話です)

この審査会の答申が大阪府知事に返され、3月中旬には大阪府知事から事業者への意見書として提出されます。

内容はたくさんありましたが、大切な部分10点だけ抜粋しておきます。

(1)事業の合理性について住民などの不安を払しょくし(図表を使ったり表現を工夫したり専門用語を避けたりして分かりやすく)丁寧に説明して理解を得ること。

(2)事業計画通り物流倉庫や工場など、高度な土地利用が実現する確実性が重要。

(3)長期工事で途中で頓挫したり縮小しないように段階に区切って施工。いかなる時点においても土地の安定性が必要。

(4)事業の「複数案の比較」においては、今の”土量を1割程度のみ増減した2案”の比較ではなくて、事業計画内において切土・盛土の土量バランスを確保した計画案を比較対象とすること。複数案の検討を経済的な理由だけで決めることは許されない。

(5)地区計画の内容を明らかにして環境アセスを実施。

(6)品質のよい建設発生土の数量を計画期間内に調達できる根拠が必要。

(7)河川だけでなく地下水の水質も大切。

(8)土砂災害リスク(危険性)低減については法律上の基準に適合するだけでなく、これまでの科学的知見に則ること。

(9)盛土の安定性の予測(降雨で水位上昇したとき)を詳細設計(工事前)時ではなく準備書(環境アセスで作られる書類)で予測結果を明らかに。

(10)スカイタウンからの景観に大きく影響するのでフォトモンタージュ(合成写真)などを作って示し、良好な景観を形成すること。

以上、私の勝手なピックアップです。もっと海の事、川の事、生き物の事、ハイキングコースの事、空気の事、交通渋滞の事などたくさん項目ありますので、詳しく知りたい方は上記リンクからお願いいたします。

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《活動》市民相談 等 6

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