子育て拠点整備特別委員会が開催されました。
これまでの経緯を多少知っていただく必要がありますので、とりあえず、昨年の6月の同委員会のブログはこちら。
つい3か月前の私は議会の一般質問で、この「子育て拠点整備再構築方針 第2ステージ」のことを質問しておりまして、
・具体的なロードマップがいるんちゃう?と聞いた部分。
・市長が「第2ステージの見直しもありうるのか」の質問に対して答えた部分。
この3か月前のやり取りがあったから焦ったのかどうだか分かりませんが、今日のタイトル「第2ステージ候補地等の見直しについて(案)」っておい!!舌の根も乾かぬうちに、とはまさにこのことです。資料もアップしておきます。(一番最後の2ページ参照)
今日のyoutubeはこちら。
つまりはこういう事です。
旧天神池のコミュニティセンター予定地が土砂災害警戒区域なので、候補地を見直します。以前から土砂災害警戒区域なのは分かってましたが、ソフトの対応で何とかなるかな?と思ってたけど、最近のゲリラ豪雨とか見てたらやっぱりこの場所はやめます、との説明でした。・・・突っ込みどころ満載で、
(1)土砂災害警戒区域に指定されたのは平成27年。阪南市に大雨被害があったのは平成30年7月。台風21号は平成30年9月。子育て拠点再構築方針が示されたのは令和元年。それやったら、そもそも旧天神池を候補地にしたらあかんかったんちゃうの?
(2)それを言うなら他の施設はどうなの?舞小学校とかまい幼稚園、貝掛中学校の一部や市内のたくさんの住民センターも土砂災害系のハザードマップで警戒エリアに含まれています。
それに加えて、他の委員とのやり取りの中で市長から、「民間で下荘地区で認定こども園をやりたい」と手を挙げてる事業者がいる(その部分のyoutubeはこちら)とのこと。一体、何の話ですか??それとこれとは別の話で、もし公立を民間に変えるなら、これまで積み重ねた議論をもう一度確認、修正しなければなりません。
市長は「その民間の話は横に置いといて」と始めはおっしゃってますが、そもそも突っ込みどころ満載な急な案件で、?となってたところ、「あ、民間が手を挙げてくれてるので、第2ステージは急いで見直ししたい」となったら納得のいく話です。タイトル「第2ステージ候補地等の見直しについて(案)」:等がついてるのも合点がいきます。
阪南市「子育て拠点」迷走表
平成28年(2016)11月 | 水野市長により総合こども館計画 白紙 「7拠点残す」と明言 |
平成28年(2016)12月 | こども未来PT(プロジェクトチーム)立ち上げ |
平成29年(2017)4月 | こども未来PTより「3拠点(公立2・私立1)案」 |
平成29年(2017)4月 | 市長から「4拠点(公立3・私立1)案」 |
平成29年(2017)7月 | 議会から旧家電店を使わないように意見。 |
平成30年(2018)1月 | 子ども・子育て会議に諮問 |
平成30年(2018)7月 | 旧家電店を使わない4拠点案(具体計画はナシ) |
平成31年(2019)3月 | 子ども・子育て会議から答申(ラウンドテーブル・公立の役割) |
令和元年(2019)7月 | 旧家電店を使わない4拠点案(財政・工程付き) |
令和元年(2019)9月 | 子育て拠点再構築方針 (第1ステージ公立4・私立1/第2ステージ公立3・私立1) |
令和2年(2020)3月 | 第2期 阪南市子ども子育て支援事業計画 |
令和5年(2023)6月 | 一般質問で第2ステージは計画通りと確認。(旧天神池で公立認定こども園) |
令和5年(2023)9月 | 子育て拠点整備特別委員会で第2ステージ拠点等の見直し(場所変更、第2ステージ公立2・私立2??) |
何?この急な展開・・・総合こども館計画が拙速だと言われたのは、急に進めたからです。ゆっくり色んな人の意見を聞きながら、説明もしながら、もちろん我慢してもらう人もいるだろうし、納得してもらわないといけないこともある。そうやって、少しずつ調整し進めた結果、今の方針になったはずです。もちろん進めるスピードが遅い(何もやらない期間が長すぎる)ことは議会でも委員会でも指摘してきました。積極的に精力的に進めることと拙速に進めることは違う。総合こども館計画で学んだこと忘れたんか!と言いたい気持ちになりました。
ここ最近、こんなに怒ることなかったですが、久しぶりに怒り過ぎて悲しくなりました。頼むから同じ過ち何回もやらんといて欲しいです。お願いします。
《活動》子育て拠点整備特別委員会 等 8