阪南市の財政

今日はお勉強です。
たぶん
私が最も知らない分野。
阪南市の財政について。

これまでも何度か財政課の方々に教えてもらってます。
いつも丁寧に教えていただき、
ありがとうございます。

さて、
とりあえず阪南市の現在の財政状況について
3つの項目で把握したいと思います。

①経常収支比率

ん~いきなり難しいコトバです。
これは
「市が一年間で使えるお金」の中で
「絶対払わなければいけないお金」の割合(%)です。
払わなければいけないお金とは、
人件費・生活保護費・借金の返済費用などです。

家庭で言うなら
お給料の中の家賃や食費など絶対かかるお金の割合です。
これが100%に近いということは、
ギリギリ生活なので、ゆとりが少ないということになります。

ちなみに経常収支比率は、
一般的に70%~80%が健全と言われていますが、
なかなか難しいのが現状のようです。
さて、阪南市を見てみましょう。

経済グラフ01

平成23年度まで9年間の経常収支比率です。
平成24年度は9月に決算なので数字がまだです。

阪南市は1回100を超えた年がありましたが、
おおむね91から99ぐらいを推移しています。
ちなみに平成23年度は96.6%でした。
平成23年度で近隣市町をみてみると、
泉佐野市103.6、泉南市92.0、熊取町93.0、田尻町70.4、岬町96.1。
田尻町ぶっちぎりですね。

②積立金現在高

これは読んで字のごとく、
阪南市の貯金ですね。
見てみましょう。

経済グラフ02

これも平成23年度までですが、
全体的に右肩上がりになっています。
平成23年度で阪南市住民一人当たり、
70,400円の貯金がある計算になります。
都市平均では住民一人当たり52,500円なんで、
阪南市は平均値より上回っていることになります。

阪南市の平成23年度積立金現在高は
40億5,801万6千円です。
平成23年度で近隣市町をみてみると、
泉佐野市 32億3,700万円、
泉南市 26億7,200万円、
熊取町 13億7,600万円、
田尻町 44億6,900万円、
岬町 13億7,600万円。
ここでも田尻町すごいですね。
阪南市もなかなかです。

③地方債現在高

これ、コトバ難しいですけど、
要は市の借金です。
グラフを見てみましょう。

経済グラフ03

ずっと順調に減ってきたのに
平成22年度、鳥取中学校の新築工事でグンッと上がってます。
平成23年度の阪南市の借金トータルは
160億8,459万6千円です。
こう数字にしてみると凄いですね。
ちなみに阪南市民一人当たりの金額は27万9千円。
これは都市平均が28万6,200円なんで
平均よりは少し良いということになります。

平成23年度で近隣市町をみてみると、
泉佐野市 820億800万円、
泉南市 244億8,400万円、
熊取町 91億2,800万円、
田尻町 24億4,300万円、
岬町 84億800万円。
んー田尻町少ないっす。

細かい数字の検討や、
中身の批評は私がまだ出来るレベルまで来てませんので、
今日は数字の公表のみにします。
ただし、
阪南市の財政は大丈夫なんか?
という問いに答えるべく、
もう一つの数字を紹介します。

「実質公債費比率」
またヤヤコシイ言葉です。
これは収入に対する借金返済の割合で、
18%を超えると新たに借金するのに国や都道府県の許可がいります。
25%を超えると借金が制限されます。

阪南市は平成23年度、8.1%
都市平均が6.7%ですので少し多い。
平成23年度で近隣市町をみてみると、
泉佐野市21.2、泉南市9.9、熊取町9.4、田尻町15.8、岬町21.0。
このようになっています。

この数字を踏まえて、
とりあえず、現状では
阪南市の財政は大丈夫ということになります。

以上、
今日は難しいお勉強でした。
頭から湯気出てます。
これからも
頑張りますー。

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