道徳教育

現在、
小中学校では年間35時間の「道徳の時間」が設けられています。
先般、
文部科学大臣が
「道徳の副読本を家に持ち帰らせてください」と
発表したことがニュースになりましたが、
阪南市では全校生徒に配ってはいるものの、
家に持ち帰らせたりはしていないようです。

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というのも、
・副読本は2~3年間の複数年の利用になるため、紛失・損傷しないように。
というのが主な理由です。

大切なのはその「道徳の時間」の内容で、
阪南市では各中学校単位(5中学)で
その地域の特性を活かした内容にするため、
担当の先生同士による意見交換が行われています。
ここの地域のこの学年は生活習慣に重点を置こうとか、
もう少し規則尊重を強化しようという方向付けが行われ、
それに準じて指導内容を細かく調整しています。

道徳教育のプログラムがどういう風になっているかというと、
各学年ごとに項目が増えていく方式で、
小学校1・2年生だと、

(1)自分自身に関すること【基本的な生活習慣、勤勉努力、善意の判断・勇気、正直・明朗】
(2)他人のかかわり【礼儀、思いやり・親切、友情、感謝】
(3)自然や崇高なものとのかかわり【生命尊重、自然愛・動植物愛護、畏敬の念】
(4)集団や社会とのかかわり【規則尊重・公徳心、勤労、家族愛、愛校心、郷土愛】

こんな感じの項目ですが、
これが5・6年生になると、

(1)自分自身に関すること【基本的な生活習慣・節度、希望・勇気・努力、自由・規律・責任、誠実・明朗、真理愛・創意工夫、個性の伸長】
(2)他人のかかわり【礼儀、思いやり・親切、信頼友情・男女協力、寛容・謙虚、尊敬・感謝】
(3)自然や崇高なものとのかかわり【生命尊重、自然愛・環境保全、畏敬の念】
(4)集団や社会とのかかわり【公徳心・規則尊重・権利、公正公平・正義、役割と責任の自覚、勤労・奉仕、家族愛、愛校心、郷土愛・愛国心、国際理解・親善】

このように一気に増えます。
いずれにしても
阪南市の宝である子ども達の心を育てるプログラムです。
慎重に、かつ大切な時間にしてほしいと思います。

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