【阪南市の総合戦略特集(1)】これからの阪南市をイメージしよう!まずは「人口」から。

現在、令和3年度から令和6年度までの4年間の計画で「第2期総合戦略」が定められ、それに添って様々な計画が進められています。

市のホームページはこちら

 

8月24日から始まる9月議会に先立って、この総合戦略をもう一度おさらいして、これからの阪南市はどうなっていかなければならないのかをしっかりイメージしたいと思います。

この特集では、総合戦略に載っている様々な分野に分けて「これまで」「現状」「これから」を検証していきたいと思います。

今回はまず「阪南市の人口」について。

人口の「これまで」と「現状」

阪南市は昭和40年代からの住宅開発と平成8年の阪南スカイタウンのおかげもあって、平成14年まで右肩上がりで人口が増えてきました。しかし平成14年をピークに減少に転じます。1年間に生まれる赤ちゃんの数は平成13年は594人/年だったのに対して平成30年は295人/年、、、半分にまで落ち込んでいます。

人口減の要因は

都市の魅力の低下による、他都市への転出増・他都市からの転入減
●結婚・出産世代の流出による、合計特殊出生率の低下
●若年層の転出超過と、高齢化の進展

この3つです。総合戦略にも書いていますが、この負の連鎖を断ち切ることが本市の課題解決の第1歩です。

人口の「これから」

私は、政治がしなくてはならないことの第一は「人口を増やす」ことだと思います。

「いやいや、そんなこと言っても全国的に人口減少なんやから無理」って言いますけど、そんなことはありません。大阪府のデータがこちら

ちょっと細かいですけど、大阪府のデータです。これを見ると全体的には減っていますが、大阪市、豊中市、池田市、吹田市、守口市、箕面市、摂津市、大阪狭山市、島本町の10市町(大阪府下の23%)では人口が増えていますし、和泉市高石市、四条畷市などでは人口減少が鈍化しています。

もう少しデータを絞って、人口の増減を自然増減(出生死亡)を省いて社会増減(転入転出)だけにするとこうなります。

社会増減で増えているところは、大阪市、豊中市、池田市、吹田市、守口市、八尾市、泉佐野市和泉市、箕面市、摂津市、高石市、東大阪市、四条畷市、大阪狭山市、島本町、岬町と実に16市町(大阪府下の36%)が増えています。

ということで、阪南市を見てみましょう。以前のブログでこのグラレコをまとめています。

現在の人口56,646人(2010年基準、現在52,589人)このまま放っといたら2060年には35,509人になりますから、目標を定めて2060年約44,000人を確保しましょう。というのが第2期総合戦略(第1期も)です。

目標は

●合計特殊出生率※を令和 22(2040)年までに 2.07 まで上昇させる。
●令和6(2024)年までに社会増減±0をめざす(転入促進と転出抑制)。
●年齢構成のバランス維持により持続可能な地域社会を実現する。

これをどう実現していくのか、今回の特集のテーマです。

(補足)2年前になりますが、上記の人口推計を基に現在どうなっているかというのを検証し市政報告会で報告したことがあります。そのスライド資料がこちら。

現在、阪南市の人口は急激に減っていて(特にこの4年)、上記「このまま放っといたら2060年には35,509人」よりももっと下に推移しています。おそらく、このまま放っといたら2060年には29,000人ぐらい(昭和45年ぐらいの阪南市)になるのではないか、という警鐘を鳴らしました。

阪南市の人口を増やす

皆さんと一緒に考え、本気で取り組んでいきます。今回はこれまで。特集は続きます。

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