子育て拠点整備特別委員会が開催されました。尾崎幼稚園の耐震補強と国交付金返還の審議です。

子育て拠点整備特別委員会が開催されました。

補正予算が二つ上がっておりまして「尾崎幼稚園の耐震補強」「国交付金の返還」この二つについて審議をするものです。

内容をまとめておきたいと思います。長いので読むのに気合いが必要です。時間のない方は赤い字のところだけ読んでください。

では内容です。

Q.幼保6園所の耐震診断の決定値は?(現在は速報値だけ)

A.まだ出ていない。6月末に出る予定。

Q.子育て拠点全体をとりまく現状は?

A.関係者への報告調整。国・地権者には適宜報告。庁内で議論を始め、弁護士にも相談している。体制・手法については改めて首脳部で検討。

Q.子ども未来プロジェクトチーム(去年末、子育て拠点整備と旧家電量販店の活用を目的に庁内に作られたチーム)は?

A.現在も存続中だが議論は休止中。次の体制が決まるまでは存続。

Q.子ども子育て会議(学識経験者、子育て支援関係者などによる子育て環境を議論する会議)は?

A.状況は報告している。次は7月中旬を目途に調整中。

Q.情報公開状況については?

A.5月29日、「旧家電量販店は子育て施設に活用しない」直後、市長メッセージをホームページに載せ、幼保・子育て支援センターの保護者にプリントを配り周知。広報はんなん6月号は4拠点案がそのまま残ったままになっている件については、回覧板や新聞折り込みなども検討したが6月号発行以降、市民の皆様から事務局への問い合わせなどの反応がないので、次のお知らせは7月号で行う。

Q.尾崎幼稚園が現在、はあとり幼稚園の場所で教育活動を行っているが状況は?

A.子ども達はとても仲良くできている。保護者・職員からも現在のところ特段問題がない。

Q.尾崎幼稚園の耐震補強実施設計については?

A.耐震強度Iw値は1.1を設定。年度内の工期を予定。概算工事費用は算定していない。

Q.二重投資への考え方?

A.(市長)当面は耐震について改修して安心安全を。二重投資にならないように進めていく。

Q.尾崎保育所・石田保育所・はあとり幼稚園遊戯室も耐震性能をクリアしていないが?

A.幼稚園については幼保の今後のあり方も含めて検討。保育所については耐震診断の確定値が出てから保護者に説明。

Q.(岩室委員)根本的な観点が見えない。拠点の指針を出したうえで予算投下すべき。市民に不安が積もり混乱する。

A.尾崎幼稚園については4拠点案の中では平成32年4月の時点でははあとり幼稚園と合併する計画であったが、いろいろ議論したものが一旦元に戻ったので、指摘は十分認識しているけども、その辺りはご理解いただきたい。

Q.旧家電量販店について、活用にコンペを行ったり、プロのコーディネーターの力を借りて活用を検討しては?

A.民間の力を借りることについても今後検討していく。

Q.市長は子育て拠点整備をこれからどう進めていこうと思っているのか?

A.(市長)公立幼保について現在の子育て環境の問題点は十分に把握させてもらい、一定の支援の方向も明らかになり、その方策を旧家電量販店の活用ということに舵を切ったが、「(旧家電量販店を)使わない」となった。しかしイチから議論するのではなく、今までのプロジェクトの成果を踏まえ手法を変えるということになる。一定の重点的項目を設定しながら、次の議論ができる体制を構築し、速やかに中長期的な構築案について提示したい。

Q.今まで相当な情報量が蓄積されている。今までの議論を踏まえて市長が一定の方向性を示したら良いのではないか?

A.(市長)速やかに方針を決定していかなければならない。内部の体制をしっかり組み立てることが大切。基本的なミッションは変わらないが、「より地域の」中での子育て拠点の構築について、議論のできる体制を構築したい。

Q.1日1日時間がたち、市民の不信感も積もり、市民・職員も疲弊している。

A.(市長)前政権からの船をまだこぎ続けている。「二度と同じ轍を踏まない」というのは市民のメッセージである。議会の皆さんと共に知恵を合わせ、私中心に方針を速やかに提示しながら進めていきたい。

Q.最終とりまとめは、もともと言っていた「8月中旬」ということで良いか?

A.(市長)中長期的なビジョンについては、当初考えていた夏ごろは困難である。まずは安心安全な保育教育環境を確保し、耐震・老朽(化対策)の措置をする。

Q.短期的な計画は8月?

A.(市長)現状施設の耐震・老朽に対して考え方、尾崎地区の施設の必要性、平成18年からの整理統合計画の尊重。中長期的なことは困難。

Q.現状7施設について耐震・老朽化対策をするという事か?石田・尾崎保育所、はあとり幼稚園遊戯室の耐震をするということか?

A.(市長)そういう所からまずは進めていかなければならない。(のちに文言修正、8月には耐震・老朽についても方針だせないとの事です)

Q.「中長期的な計画を8月に出すのは困難」ということだが、何が困難なのか?

A.(市長)4極が4極でなく、旧家電量販店が使えなくなったことも踏まえ、より精度を高めて議論をしたい。あと、先ほどの耐震・老朽化対策についても8月に全て方針が出るとなると困難なことも多いと考える。

Q.1日も早く市長が判断する、バシッと方向性を出すことが大切だと思うが?

A.(市長)リーダーシップをしっかり取れというのはありがたい。市長というのは最終の決断をし、夢を語り、ビジョンを語るのが仕事だ。市民は情報を待っている。職員はより慎重に議論を重ねて一定の合意を計りながら進めていかなければならない。早くしていかなければならないということは改めて考えている。

Q.(岩室委員)国への交付金返還の期限は?

A.市にイニシアチブがあるが、子ども未来計画には条件があり、変更の範囲がある。いつまでに返せというのはないが、旧家電量販店の子どものための活用をしないと決まったところで貰う理由がなくなった。

Q.(三原委員)もっと議論すべきではないか?

A.(市長)今も議論の途中である。4極案の中において阪南市が他市にも勝る良い施設ができる予定だったが、本質的な議論に入る前に「あの建物を使うな」という議員全員の意見、広く民意というよりは議員の皆さんのご決断が重く大きいことであった。地域での子育て拠点をつくるミッションとしては変わっていない中、もう一度探り出している。少しお待ちください。

Q.(大脇委員)15日の常任委員会で補正予算に反対の立場を表明したが、冷静に考え、審議の過程を振り返ると、旧家電量販店の店舗跡にかかる様々な問題課題が明らかになり、基金が底をつくという深刻な財政状況の中で、市長が店舗跡を活用する提案を出してきた心中を察すると余りあるものがある。(ので反対の立場をやめる、という事だと思います、上甲追記)旧家電量販店をある意味、市の判断で考えられるので、専門家を交えたプロジェクトチームをつくったらどうか?

A.大きく旧家電量販店の活用については、地権者がご理解できたうえで売却、賃貸、市の施設としての利用、除却、この4つの選択肢がある中で、阪南市民に一番メリットのある形で考えたい。

Q.情報公開、決定過程の透明化は全然進んでいない。市長の受け止めは?

A.(市長)市民としっかり手を組むには、信頼できる市役所でなくてはならない。そのためには情報の公開・共有は大切で、出来るだけ努力しているがうまく進んでいないのも認識している。予算決算の財政状況は特に市民と共有できるように指示をしている。

Q.この3億6,700万円を返還する大きな財政措置を、今議案の段階だが、市民に発信することも大切じゃないか?

A.(市長)しっかり取り組んでいきたいと思う。

Q.今までの経過を踏まえると、市長はこれ以上職員は何を検討せよというのか、市民に対して何をきくのか?

A.(市長)職員にも説明してるが、一度二度では理解の程度は違うかもしれないが、(説明することは)大切にしてきた。メソッドにも示しているが、民主的な政策決定をしたいと考えている。統治については関係部署と議論・意見交換し、しかるべき経営サイドで合意を諮り、私が判断する形をとる。

Q.願わくば、市職員皆さんが前向きに子育て拠点整備、その他の政策を進めていただきたいがいかがか?

A.(市長)意見をいただく前から大切にしている。PTは失敗ではなく、持続可能な案として提案をしていただいた。PTは様々な成果を残した。

Q.今日を振り返っても、今までの議論と同じで何度も何度も繰り返す。これは基本的な方針が決まってないからだ。市長が方針を決めることが大切だ。

A.提案できるようにしっかり取り組んでいきたい。

市長から.(市長)いくつかの選択肢の中で売却も含めて地権者としっかり話をしたいと考えている。施設の利活用については返還する額を上回るような方向へ、市民の生活に活かされ、阪南市が元気になる方向へ、至急に取り組みたい。中長期の再構築は当初の8月はずれていくと思うが、出来るだけ早く方針を創り出していきたいと考えている。

Q.市民とどのような議論になるのか?

A.(市長)地域福祉の活動や旧小学校区のまちづくり計画がすでに作成されている。それらの活動が「こども」の事にも統一されていくことが大切だ。

議長総括.今回の4極案は市民の声を聞いてきたんでしょ、ビジョンを語るのは市長の仕事で結構、メソッドの事業計画を早く出さなくてはならない、机上の屁理屈論ばっかり並べてても前に向いて進まない。以上

以上、抜粋でした。大きくは、「最終とりまとめは8月には決まらない。市長がバシッと判断しないので同じような議論はまだまだ続いていく。おそらく選挙が終わって市議会のメンバーが変わったらまたゼロから同じような議論が始まる」ということでしょうか。今回の特別委員会でも約30人の職員が一日委員会に拘束されています。いや、意味のある議論がなされるんやったらいいですけどね、、、一人平均2万円の経費がかかってるとしたら60万円かかってます、それも税金。こういう目に見えない経費ってバカにならないんですけどね。。。詳しくはYOUTUBEを確認してください。お疲れ様でした!

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