データを客観的にみることが大切。阪南市ってどうなんだろう?

最近は色んなデータがインターネット上にあって、分析しやすいですよね。

われわれ、議員は様々なデータを客観的に見て、出来るだけ偏ること無いようにチェックし、バランスを取っていかなければなりません。

現在、国からRESAS(リーサス)といって地域経済分析のデータが出されていますので、一度ゆっくり見てみることにしましょう。4年前にも同じようなことやってます。データは2018年、3年前で少し古いですが、全国のデータが色んな視点から比較することができます。

財政力指数

収入/必要経費

これは赤けりゃ赤いほうが良い数値(1.0に近い)です。ちなみに阪南市は0.55(2018年)。

これを見ると大阪や神戸、京都など都心部は高いですね。

経常収支比率

(絶対出さなければならないお金)/一般財源

これは赤くないほうが良い数値です。阪南市は98.7%(2018年)

全体をみると大阪や都心部は高い傾向ですね。ただし、上の財政力指数と違って、郊外でも高いところは高い。

実質公債費比率

市町村の地方債(借金)の償還金(返済額)の3年間の平均

これも赤くないほうが良い数値です。

泉州が少し高めですね。

将来負担比率

市町村が将来負担しないといけない借金の財政規模に対する割合

これも赤くないほうが良いです。昔は阪南市低かったのですが、ここ数年で一気に上がりました。

人口あたりの職員数

これは一概に多いほうが良い、少ないほうが良い、と言えませんが、傾向としてこんな感じになっています。

先日の行財政構造改革プラン改定版で職員数を15年で76人減らす、との計画が明らかになっています。

人口一人当たり人件費・物件費などの決算額

阪南市は10万円ほど(2018年)。ちなみに図の右下辺りの高野町は450万円(2018年)です。

ラスパイレス指数

市町村の公務員の給与を国家公務員(行政職)を100としたときの指数

よく出てくる数字、ラスパイレス指数。

泉佐野や四条畷と比べて阪南市は高い!みたいな議論をする人がいますけど、よく見てください。阪南市はそんなに飛びぬけて高い訳ではありません。

阪南市は全国平均に比べて?

将来負担比率だけがずば抜けて高い数字になっていますね。

一部分だけを抜き取ってデータ比較するのではなくて、全体を俯瞰して数字を比較する必要がありますね。データ面白いです。

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