来る「財政非常事態宣言」市民説明会のために予習しておきましょう!!

先日、このブログででもお伝えしましたが、「財政非常事態宣言」のための市民説明会が開催されます。ぜひ市民の皆様にはご参加いただき、阪南市の今の状態を知ってほしいと思います。

市民説明会

4月9日(金)19時~尾崎公民館(定員20人)

4月10日(土)13時~防災コミュニティセンター(定員60人)

4月12日(月)19時~箱作住民センター(定員20人)

4月14日(水)19時~東鳥取公民館(定員50人)

4月16日(金)19時~西鳥取公民館(定員50人)

※各回とも1時間半程度の開催を予定しています。

財政非常事態宣言について(時系列)

平成28年(2016)11月・・・水野市長就任「市長になって改めて財政の厳しさを実感した」(その部分のyoutubeはこちら

平成29年(2017)10月・・・財政健全化計画。平成31年度決算で黒字(実質収支、貯金取り崩してもいいよ、というやつ)を堅持(達成)、平成31年度決算で財政調整基金取り崩しゼロ(未達成)、令和3年度決算で経常収支比率95%以下(令和元年度98.2%)など

平成31年(2019)4月・・・行財政構造改革プラン(3か年計画)

令和3年(2021)2月16日・・・議会に令和3年度予算案を提出(「その他雑入」に5000万円を計上し赤字予算となる)

令和3年(2021)2月18日・・・財政非常事態宣言、全員協議会

全員協議会でこんなやり取りがありました。。。

(岩室議員)行財政構造改革プランの目標期間が10年は長すぎる。改革は3年ぐらいを上限にしたほうがよい。10年間はダラダラしている。短期集中期間が必要。

(副市長)短期の取り組みは必要であり、集中期間を設ける。集中取組期間と中期的な取組のベストミックスで臨む。

(上甲)非常事態宣言のゴール設定は?スケジュールは?

(行政経営室長)非常事態を脱するために3年程度の集中取組期間と10年程度の中期的な取組として考えていく。令和3年度の上半期に改定していこうとしているので、その中で具体的な目標数値を決めていく。

(上甲)目標がないとプランが立てられない。

ここが問題のポイントなんですが、それまでスケジュールについて市長も副市長も答えなかったのに室長がポロっと「3年程度」ということで発言しています。

令和3年(2021)2月22日・・・市長が尾崎駅で「非常事態宣言は3年を目途とする」と明確に書いたビラを配布。

令和3年(2021)3月3日・・・大脇議員の一般質問の件は先日のブログ参照

令和3年(2021)3月11日・・・予算審査特別委員会「(財政立て直しの)強化期間が3年で、非常事態宣言は3年ではない

令和3年(2021)3月15日・・・予算審査特別委員会にて附帯決議を全会一致で可決。委員会の「総意」として今の水野市政の進め方にNO。

令和3年(2021)3月24日・・・議会最終日。議会の「総意」として今の水野市政の進め方にNO。

財政非常事態宣言について(内容)

スケジュール・・・よく分かりませんが、たぶん3年の強化期間と10年の中期計画のベストミックス。

非常事態宣言の出口・・・今のところ強化期間を3年で設けるけど、それが出口ではなくて非常事態宣言は続いていく、といった感じでしょうか、よく分かりません。どうやったら非常事態宣言解除か、これから令和3年上半期(9月ごろ)で考えます。→議会の附帯決議で「6月議会に令和3年度決算を(もちろん実質単年度収支)黒字化したプランを示せ」と今ののんびりした水野市政の進め方にNOを突きつけています。

行財政構造改革プランの改定・・・市民にどういう負担や不便をかけるか、具体的な内容は?、、これも、令和3年上半期(9月ごろ)で考えます。→上記附帯決議参照。

身を切る改革・・・市長のビラにも言葉の端々にも出てくる身を切る改革は、たぶん職員の給料カットの話ではなくて、定員をこれから少しずつ減らしていくことで「身を切る改革」とするらしいような発言が見えます。

令和3年度決算を黒字化・・・財政調整基金を取り崩すことなく、単年度黒字化しようと思うと、単純に3億7000万円の財財源が必要。

市民説明会では?

広報を見ると、令和3年度主要事業および行政経営計画について説明する、ということです。

市民の皆様にはぜひご参加いただいて「非常事態宣言下における行政の危機感」を肌で感じて頂いたらいいかな、と思います。よろしくお願いします。

写真は記事とは関係ありません。尾崎の漁協横にある弁天さんです。弁天さんは芸術・芸能の神様であるとともに金運の神様でもあると言われています。

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