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未利用財産(公有地・公共施設)の利活用・処分は遅々として。
さて、今回の行革(行財政構造改革プラン)特集は未利用財産の利活用・処分についてです。
この未利用財産についてはそれだけで大項目があり、その中に6項目の取り組みがあります。どんな感じかというと、
(1)利活用処分に向けた推進手法の検討《令和2年度取り組みは「引き続きサウンディング調査を実施するなど未利用財産の売却や利活用を推進する」》
(2)売却の推進《令和2年度取り組みは「インターネットにより売却を実施できる用地があれば随時売却へ向けて手続きを行う」》
(3)旧家電量販店の早期売却《完遂してます》
(4)庁舎分室内用地の売却《完遂してます》
(5)新規の自動販売機設置の推進《令和2年度取り組みは「落札事業者に使用料の徴収を行う」》
(6)貸付収入の確保《令和2年度取り組みは「行政財産所管課について貸し付けを推進する」》
こんな感じの6項目で、要は未利用財産は「活用・売る・貸す」のどれかを進めます!と、なっています。まとめてみました。
阪南市には現在合計13カ所、47,000㎡の未利用財産があります。実に甲子園1.2個分。これは阪南市にとって大きな財産で、これらを処分・利活用し未来に対して確実に投資をすることで、阪南市の財政が立て直せる可能性は十分にあります。
なぜ、遅々として進まないか。
上の図のとおり、行革を統括している総務と現場担当課の間に大きな隔たりがあります。(市長は「組織に対して指示はしている」って言ってますけど(youtube))結果、全然進んでいません。私としては上にも書きましたが、未利用財産を利活用・処分を専門とするチーム(もともとありました公共施設活用課は市長が2年前に解体しましたが)が必要だと思います。
あともう一つ、できない理由に「行政財産なので処分できない」というのが理事者答弁にちょくちょく出てきますけど、これ、手続きさえ踏めば「行政財産(目的がある財産なので処分できない)→普通財産(目的がないので処分できる)」にそんなに難しくなくできますからね。市政報告さかそう会の時に使った図を掲載しておきます。
やろうと思えばできます。
いずれにしても、行革の取り組みが絵に描いた餅にならないように、引き続きチェックしていきたいと思います。頑張ります。
《わかる行革特集》バックナンバー
(1)阪南市の行財政構造改革プラン(行革)の進捗状況特集を始めます。
(2)行財政構造改革プランを取り巻く大きな問題、子育て拠点整備。
問題ばかり指摘して解決方法はどうするんだ!という方は、さかそう通信の38号に7つの改革としてまとめさせていただきましたので、ぜひご覧ください。