和歌山市の山口地区連合自治会が主催の「産廃問題住民報告会」に参加させていただきました。
今から5年以上前、山口の皆さんが平成23年5月14日に産廃計画の情報を得て、〃6月19日に山口地区連合自治会臨時総会で「産廃最終処分場設置反対」を満場一致で決議されました。それから今まで滝畑地区、また阪南市とも連携していただいて、様々な産廃反対活動を続けてこられました。
現在、和歌山で2回、阪南市で3回、合計5回の「事業者による住民説明会」が行われたわけですが、いずれも市民は納得せず、いや余計に不安が増す説明会となり、関係住民の反対の声は日に日に大きくなっています。
「阪南市・和歌山市の産廃問題」って何? って方はこの記事の下の方に今までの私のブログの記事を貼っておきますので、ゆっくり読んでください。
和歌山市議会の方もたくさんお見えになり(阪南市議会からは私だけでしたが)、会場は満員。160名を超える皆さんが参加されておりました。
報告会ではまず、山口地区連合会会長の挨拶から始まり、5回の事業者による住民説明会を受けての報告が各団体(山口連合、阪南市東鳥取連合、和泉の水を育む会、阪南市民の会)からありました。色んな立場や活動から発せられた報告はいずれも切実で、心に響くものでした。その後、和歌山市議会の代表の方からの報告では、市議会の現状と最近の市長とのやり取りなどの説明がありました。それから、阪南市議会からということで、私からは「和泉の国」の話と、議員立法の話、泉大津フェニックスの話などをさせていただきました。
後半は事業計画、アセス調査所の疑問点が専門家の先生からご講義していただき、みんなで問題点を共有しました。和泉山脈自体が巨大な地下貯水場、いわゆる地下ダムになっており、大阪平野や和歌山平野に豊かな水を供給している、そんな大切な、それも水源地での産廃処理場は普通では考えられない、との事でした。
いずれにいたしましても、この問題はこれからも引き続き発信していきますし、私も一議員として出来る限りのことに取り組みたいと思います。この度はご準備いただきました関係者の皆様、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。
以下、過去の記事をまとめたものです。
【これまでのブログのまとめ】
産業廃棄物最終処分場計画地の現地視察(2014年1月19日)
2013年末に委員会で産廃処分場の話が出てから、年明け、地元の方と共に現地視察させていただきました。このブログでは「分水嶺とは?」ということも詳しく書いています。
地元の詳しい方々をお招きし、阪南市議会議員全員で研修を受けました。
阪南市議会始まって以来のことですが、市議会が全会一致で要望書を和歌山市長に提出いたしました。
市民運動の勉強会に参加いたしました。今回の計画と同じ「安定型処分場」で大問題になっています滋賀県のRD処分場についても書いています。
阪南市の自治会連合会(自治会全体の集まり)から、つまり阪南市全体(自治会入ってらっしゃらない方いますが)から和歌山市長に対して要望書が提出されました。
市民集会に参加し、問題点をまとめています。
阪南市、岬町、泉南市、泉佐野市における和歌山県との県境がどうなっているかを書いています。
阪南市議会「初」議員立法による「阪南市いのちの水を守る条例」を議決。(2015年3月27日)
産廃施設とは直接関係ありませんが、阪南市は水を守らなければいけません。
和歌山県知事が和歌山市の産業廃棄物処分場計画にNO!(9月10日)
修験道で修業なさっている山伏、僧侶の皆さんから和歌山県知事に産廃処分場反対の意志が伝えられ、和歌山県知事がはっきりとNO!と発言しました。
事業者が事業計画書を和歌山市に提出したことに対して、阪南市長はいち早く和歌山市長に要望書を提出。
本日は阪南市議会、厚生文教常任委員会の行政視察で泉大津市へ。大型認定こども園&産業廃棄物最終処分場。(2月9日)
私が委員長をさせていただいている厚生文教常任委員会で大阪の産廃施設、泉大津フェニックス産業廃棄物最終処分場を視察。同じ安定型で廃プラ・ガラスのエリア、水たまりが真っ赤、原因は不明。
3月議会で議決された「和歌山市産業廃棄物最終処分場設置反対の意見書」を和歌山市長に提出(4月15日)
東鳥取自治会連合会からの請願を受け、阪南市議会の意志として、反対の意見書を「議会で全会一致で議決」し、和歌山市長に提出いたしました。
阪南市の男里川・山中川の「水源地」に計画されている10万8000㎡の産業廃棄物処理施設の事業説明会。(6月27日)
サラダホールで行われた第1回の住民説明会。紛糾し、終結せず第2回へ持ちこし。