いま、阪南市で知っておいて欲しい7つのこと。その(2)和歌山市に計画されている産業廃棄物最終処分場。

いま、阪南市で知っておいて欲しい7つのことシリーズ第2回目は、和歌山市滝畑地区に計画されている産業廃棄物最終処分場について。

このブログでは何度となく記事として書かせていただき、反対の意思表明もさせていただいています。これは絶対止めなければなりません。

これまでの経緯は下にブログをまとめますので、そちらで詳細は見ていただくとして、簡単に言うと、民間事業者が和歌山市内に計画している産廃処理施設が阪南市の男里川の水源地にあたるので設置しないでください、ということです。

これに関しては市政報告書「さかそう通信」でも書かせていただきましたが、最近の動きとして、去る7月6日に和歌山県から、7月12日に和歌山市から文書が産廃事業者に出されています。和歌山市からは生活環境の再調査や保全策についての指導がされています。
一昨年に県知事が「住民が反対する産廃は不許可」とした和歌山県からは、「この意見は何ら事前承諾を与えるものではないから、事前承諾等を得たものと解釈してはならない」と念押しした上で、「行政機関の意見を尊重し、協議調整を行うと共に、森林法の許可基準である「災害の防止」「水害の防止」「水の確保」「環境の保全」に直接的に影響が及ぶ範囲内の地元自治会など関係者の同意書を必ず添付すること」との意見です。
「環境の保全に影響する範囲」ということは当然阪南市も含むと考えられます。これまで阪南市では市議会、市長、そして自治会連合会、市民団体からそれぞれ処分場建設反対の意見書や要望書、市議会においては反対決議も和歌山市に提出されています。
よって「地元自治会の同意書を必ず添付」ということは困難と考えられ、県から事業者に対してかなり難しい条件が出されたことになります。

和歌山県から事業者に対して厳しい意見が出されたとはいえ、まだまだ予断を許しません。事業者が事業を断念するまで、阪南市は一致団結して反対し続けなければなりませんし、われわれ議員として、また議会としてもしっかり反対の意思表示をしなければなりません。

【これまでのブログのまとめ】

産業廃棄物最終処分場計画地の現地視察(2014年1月19日)

2013年末に委員会で産廃処分場の話が出てから、年明け、地元の方と共に現地視察させていただきました。このブログでは「分水嶺とは?」ということも詳しく書いています。

産業廃棄物研修会(2月21日)

地元の詳しい方々をお招きし、阪南市議会議員全員で研修を受けました。

市議会全会一致で要望(4月17日)

阪南市議会始まって以来のことですが、市議会が全会一致で要望書を和歌山市長に提出いたしました。

産業廃棄物に係る市民活動(6月29日)

市民運動の勉強会に参加いたしました。今回の計画と同じ「安定型処分場」で大問題になっています滋賀県のRD処分場についても書いています。

阪南市自治会連合会から要望(12月5日)

阪南市の自治会連合会(自治会全体の集まり)から、つまり阪南市全体(自治会入ってらっしゃらない方いますが)から和歌山市長に対して要望書が提出されました。

産廃問題市民集会に参加(12月13日)

市民集会に参加し、問題点をまとめています。

分水嶺の話(12月27日)

阪南市、岬町、泉南市、泉佐野市における和歌山県との県境がどうなっているかを書いています。

阪南市議会「初」議員立法による「阪南市いのちの水を守る条例」を議決。(2015年3月27日)

産廃施設とは直接関係ありませんが、阪南市は水を守らなければいけません。

和歌山県知事が和歌山市の産業廃棄物処分場計画にNO!(9月10日)

修験道で修業なさっている山伏、僧侶の皆さんから和歌山県知事に産廃処分場反対の意志が伝えられ、和歌山県知事がはっきりとNO!と発言しました。

阪南市長が和歌山市長に要望書(2016年1月16日)

事業者が事業計画書を和歌山市に提出したことに対して、阪南市長はいち早く和歌山市長に要望書を提出。

本日は阪南市議会、厚生文教常任委員会の行政視察で泉大津市へ。大型認定こども園&産業廃棄物最終処分場。(2月9日)

私が委員長をさせていただいている厚生文教常任委員会で大阪の産廃施設、泉大津フェニックス産業廃棄物最終処分場を視察。同じ安定型で廃プラ・ガラスのエリア、水たまりが真っ赤、原因は不明。

3月議会で議決された「和歌山市産業廃棄物最終処分場設置反対の意見書」を和歌山市長に提出(4月15日)

東鳥取自治会連合会からの請願を受け、阪南市議会の意志として、反対の意見書を「議会で全会一致で議決」し、和歌山市長に提出いたしました。

阪南市の男里川・山中川の「水源地」に計画されている10万8000㎡の産業廃棄物処理施設の事業説明会。(6月27日)

サラダホールで行われた第1回の住民説明会。紛糾し、終結せず第2回へ持ちこし。結局阪南市では3回の説明会が行われましたが、住民の納得は到底得られないままです。

水野阪南市長が和歌山市長に直接会って要望。男里川の水源地での産廃事業の進め方に遺憾の意!(12月22日)

阪南市長が和歌山市長に怒りの要望書を提出しました。

阪南市長が和歌山県知事に意見書提出!(2017年5月23日)

和歌山県からの林地開発に関する意見照会に対して、阪南市長は和歌山県知事にもしっかり意見書を提出しました。

写真は産廃とは関係ないんですが、非核平和都市宣言を昭和59年に宣言している阪南市、本年9月3日付で阪南市長から朝鮮民主主義人民共和国の核実験に対する抗議文を金正恩国務委員長に対して送りつけました。この抗議は近隣の泉南市や岸和田市も行ったとの事です。詳細はこちら

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